『仮面ライダー』の色あせない魅力の秘密を探る!

シリーズのオリジン『仮面ライダー』を深掘りする!

テレビマガジン編集部

ゲルショッカー首領に迫るダブルライダー!  ©石森プロ・東映 PHOTO/講談社
A)①北アフリカの組織「ゲルダム団」

ショッカーの強化を図った首領がゲルダム団とショッカーを合体させることで、組織の戦力を増強しました。ショッカー戦闘員などの粛清、ブラック将軍の着任、合体怪人による戦力アップが行われました。

こんな雑学的な知識も、「仮面ライダー 完全版」を読めばバッチリです。

次回予告に秘められた謎とは?

さて、「仮面ライダー 完全版」の特色として、オープニングとエンディングのさまざまなパターンの分析、仮面ライダースーツやサイクロン号の変遷など、ディテールにまで及ぶ研究精神があるのですが、それがとくにいかんなく発揮されているのが、「次回予告」の完全再録です。

そこで一つ発見がありました。第2話から第70話までの次回予告はほぼ「われらの仮面ライダーを狙うショッカー本部が送った次なる使者は」で始まるパターンで統一されています。しかし第71話以降は、ロケを話題にしたり、怪人や幹部やなんと首領がナレーターを務めたり、本郷 猛が監督にインタビューしたりと変化球が連続するのです。

そして第92話で「ゲルショッカーが仮面ライダーに送る次なる地獄の使者は」といきなり先祖返りしたかと思うと、その後は最終98話までいろいろとパターンを変えながらも、それまでに比べるとオーソドックスな予告編が続きます。

当時、予告編は助監督の方が作っていたとも言われていますので、この時期、予告編を担当していた助監督の方が変わったのでは、と推測していますが、詳細は今後、研究していきたいと思います。

「仮面ライダー 完全版」には、まだまだこのような「発見の種」が隠されていそうです。
仮面ライダー1号と2号。二人の伝説は永遠だ  ©石森プロ・東映 PHOTO/講談社

アナザー「HERO」がここにある!

2022年10月に発売された「HERO 大島康嗣の仕事」は、55年間特撮ヒーローを撮影してきたスチルカメラマンの集大成として、大好評をいただきました。

しかし、「HERO」に収録できたのは、大島カメラマンが撮影した写真のほんの一部にすぎません。とくにショッカー怪人の単体(立ち姿)などは、写真集にはほとんど収録されませんでした。

「仮面ライダー 完全版」のもう一つの特色として、怪人に大きなスポットを当てて、一人1ページで紹介しているということがあります。いうなれば「HERO」を補完する、もう1冊の写真集ともいえるクオリティを持っているのです。

『仮面ライダー』のテレビシリーズ98話と映画2作のすべてを、豊富な写真と徹底した調査で、A4判オールカラー256ページという大ボリュームにつめこんだ、まさに完全版です。

怪人はもちろん、仮面ライダーや登場人物についても、深掘りした一冊です。ぜひお楽しみください。

※「仮面ライダー 完全版」は「仮面ライダー EPISODE No.1~No.13」と「仮面ライダー EPISODE No.14~No.52 & MOVIE」の合本に大幅加筆した増補改訂版となります。
「講談社MOOK テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版」定価:4950円(税込み)『仮面ライダー』全98話&映画2本を1冊にまとめた、まさに完全版です。  ©石森プロ・東映
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てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga