子どもも大人も夢中!「トミカ」から読み解くニッポンの車の未来図

好評発売中の絵本『あそべる ずかん トミカ』の楽しさと新しさを紹介!

テレビマガジン編集部

▲もう、クルマにエンジンはいらない? テスラ・モデルX
撮影/テレビマガジン編集部

クルマは、どこへ向かうのか?

2021年、世界の自動車産業が「脱炭素」に大きく舵を切りました。

EU(ヨーロッパ連合)では、2035年以降の新車販売は排気ガスを出さない「ゼロエミッション車」のみに限ると決めました。

そうなると、ガソリン車はもちろん、日本の企業がけん引してきたハイブリッド車の販売もできなくなるのですね。

自動車産業はグローバルですから、日本の自動車メーカーも同じ方向に舵を切ります。

たとえば、HONDA。

本田宗一郎氏の創業時から、一貫して「モータースポーツ」に力を注いできたメーカーです。その企業精神は「レースはホンダのDNA」と評されることも。

その象徴ともいえるのが、F1グランプリ! 初めての参戦(第一期)は、1964年にさかのぼります。
▲ホンダDNAを引き継ぐ歴代のF1マシン。在りし日の「Hondaウエルカムプラザ青山」にて。 
撮影/テレビマガジン編集部
そして、2021年シーズン(第四期)は、エンジンサプライヤーとして「レッドブル」とタッグを組んで参戦中! 30年ぶりの王座をかけてメルセデスと激しいチャンピオン争いをしています(12月8日現在)。

そのHONDAも、ガソリンエンジンの開発を凍結して、今後はすべての車両を「脱炭素」車に切り替えることを表明しています。

そして、F1も撤退します。←記者Hには、個人的にとっても残念! 
▲パネルのドライバー、フェルスタッペンにご注目。勝利のあとにHONDAのロゴを指さす場面に、感涙。
撮影/テレビマガジン編集部
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