そんな天体ショーとは別に、事情があって空から怪獣が降ってくることがありました。あの日、あの時、空から降ってきた怪獣には何があったのか? 今回取り上げるのは「12月14日」(1973年)。
ウルトラマンシリーズには人間に悪意のない怪獣がたびたび登場します。その代表的な怪獣が『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」に登場したピグモンで、凶暴な怪獣たちが生息する多々良島で遭難してしまった観測員に水や食料を届けていました。今回は、そんな優しく戦闘力のない怪獣を、邪悪な宇宙人が狙うお話です。
空から怪獣が降ってきた!
そこで、ZATは攻撃を中止しヘルツの調査を行うが、そこにヘルツに祖父を殺されたという、めぐみと名乗る少女が現れた。めぐみはZATにヘルツを倒すように言うが、めぐみの祖父には外傷がなかった。ZATはヘルツが出現した時のショックで運悪く亡くなったと判断し、怪獣の様子を見ることにする。
めぐみの正体はメドウーサ星人だった!
メドウーサ星人は、メドウーサ星座のすべてを手に入れるべく星々を侵略しており、侵略した星の生き残りであるヘルツを倒すため追ってきたのだ。メドウーサ星人は森山隊員を乗っ取り、ZATの戦闘機スーパースワローでヘルツに攻撃を開始する。
光太郎はウルトラマンタロウに変身してクロス光線を放ち、スーパースワローを不時着させると、ついにメドウーサ星人は本来の姿になり巨大化。タロウとメドウーサ星人の戦いが始まった。
タロウはメドウーサ星人にマウントを取られ、連続攻撃を受けるがそこにヘルツが加勢する。戦闘力を持たないヘルツはすぐに反撃されてしまうが、危機から脱したタロウは反撃を開始。最後はストリウム光線でメドウーサ星人を撃破するのだった。
タロウにお礼を言ったヘルツは、ZATによって宇宙に返されていった。