2月8日 ウルトラマンタロウ さらわれた少女が怪獣に改造されて出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月8日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月8日」(1974年)。
メモールと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

幼少期に失踪してしまった幼なじみ・真理と再会した北島隊員。しかし、真理はドルズ星人によって怪獣に改造されていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

北島隊員が幼なじみと再会

1974年2月8日は『ウルトラマンタロウ』第45話「日本の童謡から 赤い靴はいてた…」が放送された日です。仕事を終え、帰路についていた北島隊員。すると、少し前に、男性に抱き抱えられている少女がおり、その少女の足から靴が脱げてしまった。北島はその靴を拾うと「マリ」と名前が書かれてある。それを見た北島は、幼少期に起きた、ある出来事が頭をよぎる。

北島は子どものころ、山川真理という幼なじみがいた。しかしある日、真理は北島の目の前で謎の人物に抱き抱えられ、どこかに連れ去られてしまう。子どもだった北島は、それを止められず、ただ真理の名前を呼ぶしかできず、その日以降、北島は真理の姿を見ることはなかった。

その後、北島は突然の来客で目を覚ました。北島の自宅を訪れたのは、なんと行方不明になっていた真理だった。再会を喜ぶ北島。真理は、「遠い国」にいっていたらしい。また明日会うことを約束し、別れる北島と真理。しかし、真理は北島が去ると手鏡を取り出し、ドルズ星人と通信をはじめる。ドルズ星人は、50時間後にお前は怪獣になると真理に告げ、それまでにZAT本部に侵入するよう命じたのだった。
真理に指示を出すドルズ星人  ©円谷プロ
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