あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月5日」(2005年)。
ナイトレイダーの装備を持ったまま、西条 凪副隊長が姿を消してしまった。溝呂木眞也と対峙した凪は、溝呂木がダークメフィストの力を得た経緯を知る。
凪が失踪
その道中で、和倉隊長は溝呂木と凪の関係性について孤門に話す。かつて、インセクティボラタイプビースト アラクネアの討伐を行った和倉隊長たち。その戦いで、溝呂木と凪には技術や経験を超えた、戦士としての資質のようなものを感じたという。また、アンフィビアタイプビースト フログロスとの戦いでは、溝呂木が前に出て敵の注意を引き、凪の攻撃によって敵の撃滅が完了。溝呂木の厳しい訓練に凪は応え、凪は一流のビーストハンターとして成長していった。しかし、和倉隊長はそんなふたりに、漠然とした不安を感じていたらしい。
和倉隊長は知らなかったが、そんな一見好戦的な溝呂木は、自分が戦う理由は死ぬのが怖いからだと凪に打ち明けていた。しかし、いくらスペースビーストを殺しても、心は安らぐどころか恐怖が増していく。そして、最近妙な遺跡の夢を見ると凪に話すのだった。