5月4日 ウルトラマンタロウとセブンが大亀怪獣親子を救う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月4日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月4日」(1973年)。
クイントータスの亡骸を持ち上げるウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し怪獣や宇宙人と戦う。

火山活動で出現したオロン島に、キングトータス、クイントータスの大亀夫婦が現れた。それに目をつけた興行師は、クイントータスと卵を捕獲する。彼らと船員たちは卵を食べてしまい、怒ったクイントータスは船員たちを次々と殺害。東京に上陸し暴れ回る。

光太郎はウルトラマンタロウに変身するが、そこにキングトータスも現れ2体の合体攻撃・真空渦巻きでタロウを攻撃したのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

大亀夫婦をオロン島に戻そうとするZAT

1973年5月4日は『ウルトラマンタロウ』第5話「親星子星一番星」が放送された日です。第4話「大海亀怪獣東京を襲う!」のラストでキングトータス・クイントータスがさくれつさせた真空渦巻きからなんとか離脱したウルトラマンタロウは、一時撤退して変身を解除。するとキングトータス、クイントータスはその場にいた興行師たちも殺害し、卵を食べた人間は全員殺されてしまった。

大亀夫婦は、卵を持ってオロン島に帰ろうとしていた。人間に無理やり連れてこられてしまった彼らを不憫に思ったZATは、オロン島に帰す方法を考えていたところ、朝日奈隊長は妙案を思いつく。すると、鮫島参謀と地球警備隊極東支部のスミス長官がやってくる。スミス長官は、大亀夫婦を倒せと命令するが、朝日奈隊長はそれを拒否。責任はZATが持つと宣言した。

その後、ZATは卵を巨大なバスケットに入れオロン島に運ぶ「バスケット作戦」を実行。スカイホエールで卵を運び、大亀夫婦はそれを追ってオロン島に帰っていった。4つの卵と大亀夫婦をオロン島に戻したZAT。これで事件は解決したかに見えた。

しかし、オロン島の近くには、地球警備隊の艦隊が待ち構えていた。地球警備隊は総攻撃を開始し、大亀夫婦を攻撃。その火力は凄まじく、オロン島は沈んでしまった。
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