あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月24日」(2007年)。『帰ってきたウルトラマン』でおなじみの、ウルトラマンジャックと強敵に立ちむかう。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。歴代ウルトラヒーローも登場し、ヒーローに変身する人物もオリジナルキャストが出演している。
前回エピソード第44話「エースの願い」で、時空波の発信源である月面の石柱を破壊したフェニックスネスト。ミライも巨大ヤプールを撃破し、GUYSの帰りを待っていた。しかし、ミライや市民たちの前でフェニックスネストが爆破されてしまう。しかし、それはデスレムによる作戦だった。
第44話「エースの願い」はこちら!
フェニックスネストがデスレムに爆破される
フェニックスネストが爆発してしまったように見えた人々は、GUYSのメンバーの死に悲しむ。地球に残っていたミライは仲間たちの無事を信じていたが、イカルガ ジョージだけが奇跡的に助かり、他のメンバーの消息は不明となっていた。
その後、意識を取り戻したジョージから状況を聞くと、ジョージはデスレムによって、ミライにメッセージを伝えるために帰されたという。そのメッセージとは、メビウスが地上で完全に敗北すれば、残りの仲間たちを帰してやるというものだった。
そして、街にデスレムが出現。街を破壊しはじめた。ミライはウルトラマンメビウスに変身。すると、市民たちは「GUYSの仇を討ってくれ」とメビウスを応援しはじめた。メビウスは、デスレムに仲間を帰せと訴えるが、デスレムはジョージに伝えた約束を守れたら仲間を帰してやると言う。
すると、その戦いを見守っていた郷 秀樹=ウルトラマンジャックが、メビウスにテレパシーを送ってきた。フェニックスネストは人間に見えないバリアにより上空に拘束されていた。デスレムはフェニックスネストを人質にとり、一方的にメビウスを痛めつけると、「とどめは次のお楽しみだ」と姿を消す。
変身を解除し、ジョージに介抱されるミライだったが、その様子を見た市民たちがやってきて「仲間が死んだのに不甲斐ない」と𠮟責してきた。ミライは、仲間たちは人質にされているだけで死んでいないことを訴えるものの、今度は「仲間を守るためにメビウスやGUYSが手を抜いている、市民より仲間のほうが大事なのか」と詰め寄られるのだった。