あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月8日」(2022年)。
トリガーが、ティガのようにマルチタイプ、パワータイプ、スカイタイプの3タイプを使い分けることや、「超古代」や「GUTS」という『ウルトラマンティガ』を連想させるキーワードがちりばめられているのも特徴だ。その理由の多くは、シリーズ終盤で明かされた。
地球に眠る究極のエネルギー体・エタニティコアを求め、カルミラやダーゴンを裏切ったヒュドラム。しかし、裏切りを許さないカルミラによって、ヒュドラムは始末されてしまう。ダーゴンは、同胞を躊躇なく手にかけたこと、以前から人間が持つ強さに惹かれていたことから、カルミラと決別する。ケンゴたちは、そんなダーゴンを仲間として受け入れようとするが……。
ダーゴンがカルミラに操られる
そこに、ケンゴが到着。ウルトラマントリガーに変身して暴走するダーゴンを止めようとする。トリガーはパワータイプにチェンジし、激しい肉弾戦を展開。すると、ダーゴンが繰り出したファイアビートクラッシャーの衝撃で、ユナが吹き飛ばされてしまう。しかし、それを救ったのはダーゴンだった。正気に戻ったダーゴンは、暴走していたときの記憶がなかったようだが、ケンゴたちに説明されて状況を理解する。
非力でありながら、「誰かを守りたい」という強い想いを持つ人間に、自分は惹かれていると語るダーゴン。それを聞いたケンゴたちは、ダーゴンを仲間に誘う。その言葉を聞いたダーゴンは、「けじめ」として、トリガーであるケンゴに最後の決闘を申し込むのだった。