3月1日 ウルトラマンティガ 怪獣魔境に上下さかさまの虹が現れた!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月1日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月1日」(1997年)。
シルバゴンと戦うウルトラマンティガ パワータイプ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

虹を見つけたとある一家の車が、突如消えてしまった。気がつくと、彼らの目の前には、争う2体の怪獣の姿があった。彼らは、怪獣魔境に迷い込んでしまったのだ!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

一家が怪獣魔境に迷い込む

1997年3月1日は『ウルトラマンティガ』第26話「虹の怪獣魔境」が放送された日です。休日に遊びにいったババ一家。しかし、目当ての場所はどこも人がいっぱいだったようで、引き返すことになってしまった。息子や娘だけではなく、妻にまで文句を言われてしまう父親。すると、獅子鼻樹海で、息子が虹を見つける。

「虹を通っていこう」と息子に言われ、父親は見えなくなることを承知で虹に近づく。だが、車が虹に近づくと一家は車ごと消えてしまった。虹は、普通は上が赤、下が青色になっている。しかし、彼らが近づいた虹は順番が上下逆になっていたのだった。

虹は突如消え、車はぐるぐると同じ道を走っていた。なぜかカーナビや携帯電話も使えず、一家は完全に道に迷ってしまう。その後、彼らは停車している車を見つけるが、そこに乗っていたのは骸骨だった。さらに、怪獣が現れ、襲われそうになる。一方、獅子鼻樹海で車が消失するという目撃情報を受けたGUTSは調査を開始。現地で発生している強力な磁場により航空機が使えないため、専用車両のシャーロックとデ・ラ・ムで向かった。

そのころ、ババ一家の父親は、学生時代に所属していた探検部の知識を活かして、野草で料理を作っていた。いつもとは違い、頼りになる父親の一面を見て、彼のことを見直す妻たち。しかしその後、自分たちは見えない壁に閉じ込められていることに気づく。
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