ここがすごいぞ! 『キングオージャー』 王様たちが入れ替わってチキューは大混乱?
スキマ時間で読む! 『王様戦隊キングオージャー』ストーリーと見どころポイント【第28話】
2023.09.10
宇蟲五道化のゴーマが王たちにかけた入れ替わりの術
ダグデドこそ、人とバグナラクを戦わせた黒幕だったのです。
宇宙を片づけると称し、異なる種族を戦わせて星を滅亡させ、それを遊びのように楽しむダグデドに対し、ギラは怒り、邪悪の王として打ち倒す決意をしたのです。
早くもダグデドは「チキューお片づけ遊び」を再開しようと目論んでいました。
仲間の宇蟲五道化であるミノンガン、ヒルビル、ゴーマたちからその計画をつのり、まずはゴーマが行動を開始することになりました。
一方、カグラギ、ヒメノ、リタ、ヤンマ、そしてジェラミーとギラの身に異変が起こります。
ヒメノとカグラギ、リタとヤンマ、ギラとジェラミー、それぞれの中身が入れ替わってしまったのです。
シュゴッダム・コーカサスカブト城に集まった一同は対策会議を開きます。おそらくこれはダグデドの仕業に違いありません。
するとその場にゴーマがあらわれます。
ゴーマは、王様たちを「忍法、入れ替わりの術」にかけたのだと言います。そして、自分を倒せば術は解け、元に戻ると付け加えました。
ここは戦うしかありません。一同は王鎧武装してゴーマに立ち向かいます。
しかし、それぞれ慣れない身体となった王様戦隊は、忍者のようなゴーマに翻弄され、あっという間に変身解除、ゴーマは味方同士憎んで滅びるがよいと捨て台詞を吐きながら、その場から姿を消してしまいました。
こうなったらゴーマを倒すまでは民に気づかれることなく、平静を装って平和を維持するしか方法はありません。
ギラとなったジェラミーは、互いを知るいい機会、国と国が手を取り合うきっかけになるかもしれないと悠長なことを言いますが、ジェラミーとなったギラは、さすがにおめでたいと一喝、こういうときそれぞれの王様たちは自分の国のことしか考えないことをギラは熟知していたのでした。
入れ替わった王たちが、好き勝手にやり放題!
カグラギとなったヒメノは、ゴッドカマキリとゴッドスコーピオンを使ってトウフの広大な畑から作物を収穫し始めます。
あわてたクロダに対し、トウフの食の素晴らしさを知ってもらうためイシャバーナに全部あげるのだと戒めます。
畑では過度な農作業で疲労困憊となった農家長らトウフの民が、イシャバーナの指節団がトウフの民たちの秘孔をつき元気を回復させて、さらなる農作業を強いていきます。
一方、イシャバーナではヒメノとなったカグラギがトウフで獲れた食物を国民に無理やり振る舞ったおかげで、全員が肥満体となる始末。
ンコソパではヤンマとなったリタが街中に出て、ヤンマ配下のウスパをめぐってもめている女性を恐喝罪で捕まえ、同じくヤンマ配下のアッカとマユタが挨拶がわりに肩パンをすれば暴行罪と、手当たり次第に民たちを犯罪者として逮捕、ゴッカンへ連行させています。
また、ゴッカンにいるリタとなったヤンマは、連行され牢につながれていたアッカたちンコソパの民を無罪放免、即座に皆解放してンコソパに戻してしまいます。
と、一見、それぞれの国は乱れに乱れたようにも見えますが、しかし、それでも王は王、自国でしてきたことを図らずも他国にも広めていたのでした。
カグラギとなったヒメノは、熱中症で倒れたトウフの民に、自ら薬草を石臼で煎じてこれを黒子たちに渡して民たちに飲ませています。
効き目は抜群、薬の作り方は誰に教わったのかとクロダに問われ、つい正体を明かしそうになるカグラギとなったヒメノでしたが、なんとかその場をつくろい、見返りもない行為に慈愛あふれる方だとクロダを感動させていました。
ヒメノとなったカグラギは、太りすぎた民たちを水辺に集め、わさびを植えよと命じていました。
食べすぎに効くのは働くことだと、民たちを農作業に駆り出して肥満解消に一役買っているのです。
セバスチャンからは医者に頼りすぎていたことに気づかされたと、感謝の言葉を伝えられ、ヒメノとなったカグラギはまんざらでもない様子。
一方のヤンマとリタは、互いの無意味な行動に疲労困憊しているだけでしたが……。