バクアゲるぜ! 『ブンブンジャー』 宇宙一の始末屋・ブンバイオレットとは何者だ?

スキマ時間で読む! 『爆上戦隊ブンブンジャー』ストーリーと見どころポイント【第16話】

テレビマガジン編集部

阿久瀬 錠(アクセジョウ)とカセキグルマーとのふれあいが描かれた第15話に引き続く第16話を、TELEMAGA.netが独自の視点で注目した「見どころ」と、本作ならではの「要チェックポイント」を紹介、本エピソードの魅力をあらためてピックアップ! コレを読んでもう1回、本編を見直そう!!
▼第15話はこちら!

ブンブンシグナルを発する謎の高速移動物体!

高速移動物体の正体はブンブンジャーそっくりのブンバイオレットと宇宙人ビュン・ディーゼルだった  ©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社
ハイウェイ空間でレースのトレーニングをするブンブンジャーたちだったが、突然、皆が乗るブンブンカーにアラートが鳴り始めた。

モニターに映し出されたのは国際宇宙対策機構=ISAの特別調査官・細武 調(サイブシラベ)だ。

ISAの監視システムが未知の飛翔体を捕捉したことをシラベが告げた直後、ブンブンカー後方から紫色の閃光が急速に接近してきたのだ。

閃光は5台をたちまち追い抜いていき、その衝撃波でブンブンカーはスピンする。

紫の高速移動物体は一瞬にして走り去っていったが、その速さのため正体を解明するに至らなかった。

しかし、シラベによれば、未知の飛翔体とこの高速移動物体が発する信号は同一なのだという。

モニターに映し出されたふたつの周波数帯を見たブンドリオは、この周波数帯はブンブンシグナルだと分析した。

ブンブンジャーがもっているブンブンチェンジャーやブンブンブースターなど、ブンドリオが作ったデバイスが動くときに出る信号と同じものだった。

しかし、その高速移動物体をブンドリオが作った覚えはないというのだが……。

そのころ、ハシリヤンのアジトでは改造隊長・キャノンボーグがイライラしながら歩き回っていた。

サンシーターのデコトラーデ、イターシャ、ヤイヤイ・ヤルカーたちはキャノンボーグの心中を読めず困惑気味だ。

なぜキャノンボーグがいらついていたかというと、地球ナワバリ計画遂行に極めて重要な品物の配達をハシリヤン本家に依頼していたからだった。

そして、郊外の高台に立つ男がひとり。紫色のマスクとその容姿はブンブンジャーそっくりだ。そして傍らにはケースを持ったブンドリオに似た宇宙人がいた。

宇宙人の名はビュン・ディーゼル。通称ビュンディーはマスクの男に「久しぶりの故郷はどうだ。バイオレット」と尋ねる。

別にどうってことないと答えた紫マスクのブンバイオレットはブンブンシグナルの反応を察知、届け物は後回しにしてシグナルの発信源を探ることにしたようだ。

ブンバイオレットがブンブンジャーに挑戦?

ブンバイオレットは持っていたブンブンコントローラーを武器にしてタイヤに迫った!  ©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社
公園で幼い子どもが手を放して木にひっかかってしまった風船を取ってあげようと、警察官姿の阿久瀬 錠(アクセジョウ)が木をよじ登ろうとしていた。

そのとき、紫の閃光が枝まで駆け上がると風船をキャッチ、着地すると紫色の服を着た男=焰 先斗(ホムラサキト)が現れる。

サキトは子どもの目線に屈んで風船を差し出し、子どもとその母親が礼を言うと立ち去ろうとした。

すかさずジョウは自分からも礼をと声をかけるが、サキトはニヤリと笑って「必要ない。トップだからな」と言葉を残して消え去った。

カフェでバイト中だった志布戸未来(シフトミラ)が濡れた地面に足をすべらせカップを乗せたトレイを落としそうになったところ、タイミングよく倒れかかるミラを抱きとめトレイを受け止めたのもサキトだった。

さらに調達品を届けるべく工事現場の事務所にやってきた振騎玄蕃(ブレキゲンバ)に先んじて、すでに調達品を届けていたのもまたサキトだ。

また、雑踏を歩いていた鳴田射士郎(メイタイシロウ)が何者かの視線にさらされているのを察知し、ブンブンチェンジャーで加速して振り切ったと思ったところに、先回りして立っていたのもサキトだった。

そしてサキトはタイヤのもとにも現れた。

地下駐車場で届け屋の仕事を終えたタイヤがブンブンスーパーカーで帰還したところ、現れたサキトが無言のままタイヤに襲いかかってきたのだ。

タイヤは素早くかわすが、サキトは一瞬にして背後にまわりタイヤの左手を押さえ込み、持っていたコントローラーを武器に、タイヤの首筋に突き立て動きを封じてしまった。

仲間にちょっかいを出していた者と悟ったタイヤは理由を尋ねると、サキトはほんの挨拶のつもりであり、自分の予想を下回る者ばかりでガッカリしたと答える。

するとタイヤは、この程度で勝った気になるのもガッカリだと言い放つ。

見ると、タイヤが右手でもったブンブンハンドル・ガンモードの銃口がいつの間にか左脇下からサキトの胸を狙っている。

互いの実力を見抜いたタイヤとサキトは、身を翻し、互いに武器をおさめた。

サキトは自身の名をタイヤに名乗り、コントローラーを操作して超音速の紫の閃光と化して一陣の風を巻き上げながらその姿を消していった……。
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