開巻早々に登場したレジェンドキングオージャー!
2000年前の歴史が描かれた壁画が映し出され、ナレーションがかぶります。
その内容とは……突如現れた巨大な敵・バグナラクによって人類は滅亡の危機に晒されているというものでありました。
しかし、5人の英雄たちが現れたかと思うと、それぞれが持つ「王者の剣」の切っ先を合わせます。
そして、なんと! 巨大なロボット=レジェンドキングオージャーが降り立ち、巨大な敵をバッタバッタと打ち倒していったのであります!
こうして人類は救われ、5人の英雄たちは虫型の機械生命体である5体のシュゴッドを連れ、それぞれが5つの国を建国、その国王となって国を治めていき、チキューには平和な時代が長きにわたって続くこととあいなったのでした。
しかし、誰が唱えたかはわかりませんが、不吉な予言が伝承されていたのであります。
それは2000年の眠りを経たのち、巨大な敵・バグナラクが地の底よりよみがえるというものでした。
そして今、チキューは予言の年を迎えてしまったのです!
2000年経った今、チキューではどんな英雄=王様たちが国を治め、その王たちがバグナラクにどうやって立ち向かっていくのでしょうか? これから始まる物語に期待が高まります!
守護神(シュゴッド)ゴッドクワガタが覚醒!
始まりの国とされる「シュゴッダム」は西洋風の街並みで、まるで祭りが開催されているように活気立っております。
なぜ公民たちがにぎわっているのか? それは5王国の王様たちが、シュゴッダムに集まるからなのです。
5つの王国が、同盟を結ぶ日であることがシュゴッダムの国王・ラクレスの言葉からわかります。
ここからは美と医療の国イシャバーナの女王、ヒメノ・ラン。農業の国トウフの王、カグラギ・ディボウスキ、氷雪の国ゴッカンの王、リタ・カニスカ、テクノロジーの国ンコソパの王、ヤンマ・ガストたちがシュゴッダムへと向かう姿が。
一方、シュゴッダムでは、ギラが子どもたちを相手に邪悪な王様を演じておりました。
城では5国の王が集まり、同盟の締結が結ばれようとしておりました。しかし、ンコソパの王、ヤンマ・ガストは、ラクレスが予言を口実に力を独占しようとしているのだと怪しみ、同盟に反対します。
すると、王都の地中から大量のサナギムが出現し、攻撃を開始したではありませんか!
ヒメノ、リタ、カグラギはそれぞれカマキリオージャー、パピヨンオージャー、ハチオージャーに変身してバグナラク軍との戦闘をくりひろげます。
そして、なんと! ヤンマの推察どおり、ラクレスはわざとバグナラクの動向を知りながら見過ごし、これに乗じて他の国を侵略、5王国を統一して、自らがその王に君臨する腹づもりだったのであります。
ラクレス兵が民を守ろうとしないことに疑念を抱いたギラは、王の間に突入し、ラクレスに迫ります。
そして、自らの野望のためには民衆の命も犠牲にするラクレスに対し、怒りを燃やしたギラは、ラクレスから王者の剣・オージャカリバーを奪い取り、ラクレスに剣の切っ先を向けました!
子どもたちを犠牲にすることが正義なら、俺は正義をぶっつぶして悪になってやると勇んだギラの姿はまさに王の佇まいであります!
ギラが邪悪の王となる覚悟を決めたそのとき、手に持つオージャカリバーが閃光を放ち、ギラの体は光に包まれると同時に広場に安置されていた守護神(シュゴッド)ゴッドクワガタが覚醒!
これに呼応したギラは、ゴッドクワガタの頭に乗って剣をかかげ、「王鎧武装!」と叫んだかと思うと、ギラはクワガタオージャーに変身!
街を破壊するダンゴムシ型バグナラクであるダンジームめがけてゴッドクワガタが猛スピードで突進します!
勇ましきクワガタオージャーとゴッドクワガタの姿に、見ている私たちも胸の高まりを抑えることができません!