納豆がキャラに!? 「なっとうのなっちゃんうっちゃん」のおはなしミニマンガスタート! 第1&2話

第1話「わしは、なっとうじいちゃん」の巻/第2話「あやとりはむずかしい」の巻

木村 美幸(由美村 嬉々)

7歳の子の詩から生まれた「なっとう王国のなかまたち なっとうのなっちゃんうっちゃん」

子どもも大人もだいすきな「納豆」がキャラになった「なっとうのなっちゃんとうっちゃん」のおはなしミニマンガの始まりです!

何にでも興味しんしんの姉「なっちゃん」と、内気だけれど才能を秘めた弟の「うっちゃん」。

そして、なんでも知っている「なっとうじいちゃん」が、いろんな昔遊びに挑戦するミニマンガです。

「懐かしい!」と思わず声に出る昔遊びを、ぜひ、なっちゃん&うっちゃんのように、ちいさなお子さんといっしょにやってみてくださいね♪
なっとうのなっちゃんうっちゃんのなかまたち

第1話「わしは、なっとうじいちゃん」の巻

なっとうじいちゃん「わしは、なっとう王国のなっとうじいちゃんじゃ。」

わしの孫、なっちゃんと弟のうっちゃんをしょうかいするぞよ。
なっちゃん「はーい、私がなっちゃん。5歳だよ。こっちは3歳の弟のうっちゃん。」
なっちゃん「うっちゃんは、いつもなっちゃんについてくるんだよ~。もーしょうがないよね!」

うっちゃん「……。」
なっとうじいちゃん「なっちゃんとうっちゃんに、これからむかしの遊びを伝授するぞ。今日のテーマは“お絵かき”じゃ。」
なっちゃん「なっちゃんね、じいちゃんの絵を描いてみたよ。ほら、じょうずでしょ!」

じいちゃん「そ……そうじゃのぅ……。(汗)」
うっちゃん「……ぼく描いたよ」

なっちゃん「えーっ。うっちゃん、じょうず……すごいじゃん」

なっとうじいちゃん(むかしから、“お絵かき”は、子どもたちに大人気のあそびじゃが、うっちゃんは、とんでもない才能がありそうじゃのう……。)
なっとうじいちゃんのうんちく

「お絵かき」は、子どもが生まれて初めて想像力を駆使して挑戦する自己表現じゃ。

小さいときからたくさん絵を描いていくことで、推理力・発想力が養われ、将来、深く物事を考え伝えあう、コミュニケーション能力にもつながると言われておるようじゃ。

第2話「あやとりはむずかしい」の巻

なっとうじいちゃん「今日はあやとりじゃ!! 1本の紐を結んで、輪っかを作り、両手の指に引っかけたり外したりしながら、いろいろなものを作っていく遊びじゃ。」
なっとうじいちゃん「これがほうき、ほら東京タワーなんかもできるぞ!」

うっちゃん「すごーい」

なっちゃん「わー! やってみたい!!」
なっちゃん「かんたん、かんたん。つぎはこれとこれをとって、えーっと、えっと……。」
なっちゃん「え~っと。こうかな? こう、かな? あれー? わーん!! からまっちゃったよ~。」
うっちゃん「ぼく、できたよ。ほら、ちょうちょ!」
なっちゃん「えーっ、うっちゃん、すごーい。どこでおぼえたの?」

うっちゃん「えへへ~。」


なっとうじいちゃん(ふ~む。ちょっと難しかったようじゃのう。それにしても、うっちゃんはすごいのう。“ちょうちょ”を作ったのじゃな。大したものじゃ)
なっとうじいちゃんのうんちく

「あやとり」の歴史は古く、平安時代から遊ばれていたとも言われているよ。

実は、「あやとり」は、日本以外にアメリカやオーストラリアなど、世界のいろいろな国でも盛んに遊ばれておったようじゃ。
次回は、どんな昔遊びが出てくるか楽しみじゃな!

昔遊びには、誰もが簡単にルールを知ることができて、親子でも遊びやすい、というメリットがあるんじゃ。

ぜひトライしてみてくだされ。
▼ 次のエピソード
作/由美村嬉々 絵/エルボー比治山
きむらみゆき

木村 美幸(由美村 嬉々)

Miyuki Kimura Kiki Yumimura
作家・絵本カタリスト®・絵本コーディネーター

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、児童図書や保育図書・雑誌の出版事業本部長、企画開発本部長を歴任。また、園の先生方のための保育雑誌を創刊。クリーンブックス・グループの元会長、東京家政大学特任講師を歴任。著書に、エッセイ『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴舎)、由美村嬉々(ゆみむら きき)の名前で、絵本『バスが来ましたよ』(アリス館)『にじいろのペンダント』(大月書店)、共著に評論『絵本の魅力 その編集・実践・研究』(フレーベル館)ほかがある。JPIC読者アドバイザー。絵本学会会員。絵本カタリスト®。

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、児童図書や保育図書・雑誌の出版事業本部長、企画開発本部長を歴任。また、園の先生方のための保育雑誌を創刊。クリーンブックス・グループの元会長、東京家政大学特任講師を歴任。著書に、エッセイ『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴舎)、由美村嬉々(ゆみむら きき)の名前で、絵本『バスが来ましたよ』(アリス館)『にじいろのペンダント』(大月書店)、共著に評論『絵本の魅力 その編集・実践・研究』(フレーベル館)ほかがある。JPIC読者アドバイザー。絵本学会会員。絵本カタリスト®。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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