著:はやみね かおる イラスト:kappe
校長からひとこと
四半世紀以上昔に書いた物語。現代に通用するよう、最低限の手直しはしました。でも、小学生の読者には「遺物」でしかないものがたくさん出てきていると思います。帯は、青崎有吾先生が書いてくださいました。その縁で、オンライン対談もさせていただきました。ものすごく楽しかったし、勉強にもなりました。ぜひ、青崎先生の『体育館の殺人』も読んでください。論理で解き明かされていく謎解きの美しさが堪能できます。ちなみに、初登場時は小学生だった恭助と響子ちゃんですが、今は結婚して子どももいます。これが、四半世紀の時の流れってやつなんでしょうね。
青崎有吾、推薦! 公園の片隅で、独りぼっちでまごつく僕らに、はやみねかおると虹北恭助が、声をかけてくれたのだ。 「ミステリっておもしろいんだよ。君も一緒に遊ぼうよ」 少年少女を本格ミステリの世界へ導いた、青春ミステリの金字塔が復活! わたし、野村響子。 もうすぐ小学六年生になろうっていう小学五年生で、家は虹北商店街にあるケーキ屋さん。 この虹北商店街の日常には謎がいっぱい! ひとりでに増えてゆく駄菓子屋のおかし。 深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。 なんでも願いを聞いてくれるお願いビルディング。 巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! でも、そんな謎を立ち所に解決してくれる魔術師がいる。 その名は虹北恭助。 古書店・虹北堂で学校も行かずに店番をしている、わたしと同い年の幼馴染みだーーーー
発売日 | 2023/11/29 |
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価格 | 定価:円(本体1550円) |
ISBN-13 | 9784065338568 |
判型 | B6 |
ページ数 | 272 |
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