著:はやみね かおる
校長からひとこと
帯には、『あの少年名探偵がまた帰ってきた!』と書いてあります(『新冒険』の方は『あの少年名探偵が帰ってきた!』です)。若旦那たちの暴走は止まりませんし、ぼくの古いネタを使う癖まで歯止めがきかなくなってます(『トム』や『ディック』、『ハリー』ってわかります?)。一番気に入ってるのは、『春色幻想』。子どもたちを見るとき、注意していた視点が入ってます。物語に出てくるM川グラウンドは、もう無くなってしまいました。考えてみたら、二十年以上前に書かれた物語です。現在、恭助と響子ちゃんは結婚し子どももいます。これが、時の流れというやつなんでしょうね。 (発行日 2002/11/05)
あの少年名探偵・虹北恭助がまたまた帰ってきた! 池の鯉はどうして殺されたのか――? クリスマスイブの夜、病院に現れた謎の「サンタさん」とは――? 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、虹北恭助(とカメラ屋の若旦那)の推理が冴える! はやみねかおるの新本格ミステリ魂(すぴりっと)がいっぱいにつまった1冊。 クリスマスに事件は起こる! 少年少女・新本格ミステリ! あの少年名探偵・虹北恭助がまたまた帰ってきた! 池の鯉はどうして殺されたのか――? クリスマスイブの夜、病院に現れた謎の「サンタさん」とは――? 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、虹北恭助(とカメラ屋の若旦那)の推理が冴える! はやみねかおるの新本格ミステリ魂(すぴりっと)がいっぱいにつまった1冊。
発売日 | 2002/11/18 |
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価格 | 定価:円(本体800円) |
ISBN-13 | 9784061822870 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 222 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る商店街の人たちの温かさ、思いやり、そしてみんなが生き生きとして楽しそうで、私も読んでいて明るくなれます。日常生活に潜む噂の元を考えてみると分かること、気付くことがある、として捉えているのが恭助の素敵なところだし、響子ちゃんの真っ直ぐに気持ちを伝えられるところが素敵です。 本作は私の好きなものが詰まっているのですが、特に「殺鯉事件」がお気に入りです。現実と映画の二重になっていて、恭助の謎解きの連続には驚かされます。 GUERLAINのチェリーブロッサム、大人になったら絶対に手に入れる!と思っていたのに、私が大人になったときには響子ちゃんと同じものは廃盤になっていました…🌸 『トム』『ディック』『ハリー』は他シリーズでも登場してたので、調べて映画も観ました💨他にもネタが満載で読むたびにあれもこれもと気付きがあって面白いです。