著:はやみね かおる イラスト:kappe
校長からひとこと
(※オリジナル版へのコメントです) なぜ、フランスを舞台にしたのか? なぜ、19世紀末の事件が関わってくるのか? この本を書いてるときには、まったくわかりませんでした。ただ、なんとなく書いておかないとダメだと思い、書きました。そしてあとがきには、「いつか『19世紀末の陽炎村の話』と『かつて天才と呼ばれ、ムスティックに妖術を教えた男の話』を書きたい」とあります。その“いつか”が、近々やってきます(2024年秋現在)。シリーズ的には、怪盗クイーンの1作になる予定です。自分の中にある、いろんな謎が解決されるとは思うのですが、結果は“神のミソ汁”……。
かつて夢水清志郎&怪盗クイーンの祖先が訪ねた、はやみねかおるワールドの特異点! 陽炎村へようこそ! わたし、野村響子。 虹北商店街に暮らす、高校一年生! 中三の冬からもう半年以上帰ってこない幼馴染みの名探偵・虹北恭助を連れ帰るため、フランスまで来ています! 恭助と再会し辿り着いた陽炎村で待ち受けていたのは、古城に住まうミリリットル家の人々と、村を古くから支配し続ける亡霊の謎! でも今回の謎解きに、恭助は苦戦しているようでーー 「ぼくは、まだ自分の場所がわからない」 「まだぼくは、響子ちゃんに一緒にいてほしいって言えないんだ」
発売日 | 2024/09/19 |
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価格 | 定価:円(本体1800円) |
ISBN-13 | 9784065360255 |
判型 | B6 |
ページ数 | 336 |
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悠 @F7p94
悠 @F7p94
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見るやったー!虹北商店街のフランス編だ‼︎ 読み返して、別作品につながるキーワードが結構出てきていたことに気付きました。題にもある陽炎村、あとあの人とか…… とてもハラハラドキドキする作品です。恭助もかっこよく成長しました。 個人的に、本屋さんで買えたのが嬉しいです。 はやみねさんのあらゆる作品を読み始めた当時、発売されてから月日が経っていたのと児童書の棚しか知らず探せなかったので、唯一買えなかったシリーズものでした。図書館で読んで以来欲しいな…と思い続けていたのでとっても嬉しい。新装版を出すために動いてくださった皆様、ありがとうございます。