少年名探偵 虹北恭助の冒険

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少年名探偵 虹北恭助の冒険

著:はやみね かおる  

少年名探偵 虹北恭助の冒険

校長からひとこと

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まさか、『メフィスト』で書かせていただけるとは思いもしませんでした(『メフィスト』とは推理小説の鬼たちが原稿を書き、推理小説の鬼たちが編集し、推理小説を愛する人たちの雑誌です)。帯には、『講談社ノベルス史上最年少!』の文字が入っています。主人公の虹北恭助は、不登校児。当時と現代では、不登校に対する考え方も変わりましたね。この本で、初めて「健康より原稿!」の名フレーズが載りました。おまけページに、やまさきもへじ先生が描いてくださった恭じいちゃんのイラストが載ってます。現在のはやみねの姿にそっくりです。 (発行日 2000/07/05)

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ひとりでにふえてゆく駄菓子屋のおかし。深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。なんでも願いをきいてくれるお願いビルディング。虹北(こうほく)商店街で巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、講談社ノベルス史上最年少の名探偵(小学6年生)・虹北恭助の推理が冴える!! 名探偵は小学6年生! ──講談社ノベルス史上最年少! ひとりでにふえてゆく駄菓子屋のおかし。深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。なんでも願いをきいてくれるお願いビルディング。虹北(こうほく)商店街で巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、講談社ノベルス史上最年少の名探偵(小学6年生)・虹北恭助の推理が冴える!!

発売日 2000/07/06
価格 定価:円(本体900円)
ISBN-13 9784061821385
判型 新書
ページ数 320

新着コメント

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紀州南高梅 @FV0Pp

紀州南高梅 @FV0Pp

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物語全体から、古き良き商店街とそこに住む人々のあたたかさを感じさせてくれます。不思議な謎が起こって、それを聞いただけで推理してしまうという、浪漫あふれるかっこよさにしびれます。そんな謎解きはもちろんですが、恭助というキャラクターには何とも言えない奥妙さを感じます。小学生でありながら、「学校での教育が自分に合わない」「学校に行かなくても自分は困らない」と自分を冷静に客観視できていて、いわゆる「普通の子ども」が選択しない不登校という選択している恭助。また、心配はしながらも、恭助のことをしっかり見て、恭助にとって本当に必要なことは何なのかを尊重して、学校に行かないという選択を受け止めているまわりの大人の態度も素敵だと思いました。そして、その一方で、恭助の気持ちを理解しながらも、やっぱり一緒に通いたい気持ちと戦っている響子ちゃん。恭助も響子ちゃんも、相手の気持ちがわかるだけに、相手を傷つけないように気遣うあたたかさと、自分の気持ちを完全には押し通せない切なさと。繊細で切なくて、でもやっぱりあたたかい。やわらかなあたたかさで包んでくれるような1冊でした。

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RL @HJ9Fw

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課題図書とのことで、この機会に再読しました。若い頃恭助くんと響子ちゃんの優しさに救われた身ですが、大人になった今、改めて人を思いやることの大切さを痛感しました。ちょっとした気付きや気遣いが二人の尊い関係性の根幹にあって、本当にお似合いだなとつくづく思います。素敵な機会をくださり本当にありがとうございました。

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カエ @eS16M

カエ @eS16M

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わたしが初めて読んだ虹北恭助は青い鳥文庫版でした。今回初めて講談社ノベルスを読みました。やまさきもへじさんの絵が可愛いし、冒頭の響子ちゃんの虹北商店街の描写もとてもすてきでした。

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めぐみん @8xvwF

めぐみん @8xvwF

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改めて読めていなかった作品に触れられることに感謝を。 いつもは青い鳥文庫で書かれているところを違う雑誌での連載形式で収録されていたことまず驚いてます。 少年探偵のころは全く知らなかったので、これを機にシリーズを読んでみたいと思わされました🫡 映画の話やその当時の流行、事件の中身もどこか懐かしく感じます。 これから少年少女たちがどうなっていくのか気になります。

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美琴 @Z5HHR

美琴 @Z5HHR

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小学生の頃、作品最後の「はやみねかおる作品リスト」でこのシリーズを認知していながらも、図書館の児童書の棚をずっと探していたため見つけられず…。中学生の時にやっと児童書ではない棚で見つけた時の高揚感を思い出します。(シャイで司書さんに聞けなかった…) 虹北商店街の温かさ、恭助と響子ちゃんの関係のこそばゆさに懐かしさを感じ、商店街で起こる日常の事件の謎とともに2人の関係も楽しめます。2人とも優しく、小学生ながら相手の気持ちを尊重しようとしている、自分の願いの押し付けをしないところがとても大人だと思いました。そして人として大切な物事の捉え方、考え方を教えてもらいました。

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