子どもがよくかかる「熱中症」「おたふくかぜ」の仕組みとは 『絵本 はたらく細胞』で徹底解説!
発売から重版を重ねる大人気作 子どもに身近な病気を『はたらく細胞』で予習・復習
2025.01.13
ライター:中村 敦子
怖いけれど怖くない! 注射のお話
本作では、この「注射」が救世主として描かれています。絵本を読めば、「注射」に対する抵抗感が少しだけ軽減できるかもしれません。
【もくじ】
「はたらく細胞」のなかまたち
熱中症
コラム1 熱中症はどのようにしておこる?
熱中症のしくみ
熱中症にならないために
おたふくかぜ
コラム2 おたふくかぜと予防接種
「獲得免疫」ってなに?
おもな予防接種
はしか(麻疹)
風疹
水ぼうそう
熱中症と注射
熱中症とは
こうして熱中症は進んでいくのです。
弱り目に祟り目…
いつもはテキパキ戦う白血球(好中球)も、暑さで本来の力を発揮できません。もう少しで体が乗っ取られるというときに、「注射」の登場です!
このとき注射を打つ場所が「静脈」で、『はたらく細胞』ではおなじみの「赤血球」が二酸化炭素を運ぶために通る道ですね。
もしも点滴をすることになったら、懸命にはたらく細胞たちの姿を思い浮かべると少しは痛みや恐怖がマシになるかも!?
おたふくかぜと注射
その名は「ムンプス」!
これにかかると耳の下が大きく腫れて「お多福さん」のように見えるからですが、まれに耳が聞こえにくくなる後遺症が出ることもある怖い病気です。
今まで出会った敵、ウイルスや細胞を覚えている「記憶細胞」が「ムンプスウイルス」のことを思い出したためで、このお話では「予防接種」の大切さがよくわかります。
『絵本 はたらく細胞』は、すべての漢字にふりがなつきで小学校低学年のお子さんから1人読みも可能。絵本シリーズもすべて読みきり型なので、どの巻から読んでも楽しく読み進められますよ!
中村 敦子
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。