学習オンライン化の今こそ見直すとき!? 子どもとの距離感とは
オンライン授業でも、子どもの目の輝きを見逃さないヒント〜高濱正伸の 毎日子育てガッツポーズ〜
2021.11.25
幼児のうちに、オンライン教育を体験せよ!
オンライン授業3つのメリット
録画配信プログラムなら、何度でも見直すことができるし、途中で止めたり、戻したりして、考えながらゆっくり進めることができる。
②質問がしやすい
画面越しだと、誰にとっても先生との距離が最短で、はずかしがり屋の子でも、周りの目を気にせず、チャットなどで質問ができる。
③特別な経験ができる。
遠くて行くことができない博物館や美術館の展示物や、動物園や水族館の映像が楽しめて、好奇心を刺激する体験が家でもできる。
オンライン教材の選び方
子どもが見た後に、「僕もやってみたい」「続きが知りたい」と、行動を起こしたくなるようなものがGood!
時にはあえて、子どもと距離をおこう!
「それで、○○ちゃんの長所はどこなの?」と聞くと「ないです」なんて……。長所がないわけないじゃないですか!? 心に余裕がなくなっている保護者の方にありがちです。わが子の長所が見えなくなったら危険信号。まず一呼吸おいて、子どもがすることに口を出さず「見守る」ことから始めましょう。
子どもは実に「イキイキ」としている生き物です。好奇心旺盛で、興味のあるものを自ら見つけ、大人が「くだらない」と思うことにも意味を持ち、探求していきます。
そのときの目の輝きを見逃さないで欲しいのです。
口や手を出しそうになったら、その手にペンを握り、メモや日記をつけてみましょう。「今日は○○がツボのよう! もう30分も続けている」なんて具合に。そうやって、子どもとの間に距離をおくことで、保護者の気持ちにもスッと余白ができて落ちついてくるはずです。
そして、その「目の輝き」こそが、今後の「育ち」に大きく関わる「集中力」や「思考力」につながっていくのです!