小4の9歳児 「47都道府県」の名前と日本地図での位置を「3日で覚えた」方法 

ポスター・パズル・タイピングゲームを駆使&与え方を工夫して「やらされ感」を軽減

コクリコサポートエディターズ:笹川 かおり

小4と年少の男の子きょうだいを育てるエニママのライター・笹川かおりです。

この記事では、長男が47都道府県の名前・場所を短期間でマスターしたエピソードをご紹介します。

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2024年4月に小学4年生になった、我が家の長男。

都道府県について自ら関心を持つ機会も、親の私たちが教えることもないまま今まで過ごしてしまい、小4に進級した時点で「自分が住んでいる『東京都』以外、都道府県名と場所が一致しない」状況でした。

祖父母の家がある県の場所すらあいまい、という状況に危機感を覚え、47都道府県の名前と場所くらいは覚えさせようとおぜん立てをしたところ、なんと3日程度でマスターしてしまいました。今回はその体験談をみなさんにご紹介します。

お風呂用の都道府県ポスター

はじめに準備したのが、浴室の壁面に貼れる都道府県ポスターです。

さまざまな種類のポスターが市販されていますが、私は都道府県の場所と位置のみが書いてあるシンプルなものを、100円ショップのセリアで購入しました。

左がセリアの日本地図ポスター。今は少しレベルアップした右のポスターを使っています。

「やらされ感」が出ると途端にやる気をなくすので(これって子育てあるあるですよね?)、

・長男本人には「貼るよ」などといった予告は一切しない
・こちらから感想は聞かない(「ポスター見た?」と聞きたい気持ちはこらえる)

この2点を、事前に独自ルールとして決めました。

実際にポスターを貼ってみた初日から反応は上々で、「栃木は東京からかなり近いけど、広島(以前家族旅行で行った)は遠いね」「学校で『高知県は龍の形』と習ったんだけど、たしかにそうだった」など、自分の知識とリンクさせながらじっくりポスターを見た様子がうかがえました。

「手ごたえあり!」と内心ガッツポーズの私。このまま一気に興味を持たせようと、次の手を打つことにしました。

日本地図形のパズル

ポスターでインプットした知識を楽しくアウトプットする方法は……と考えた結果、次に準備したのが日本地図形のパズルです。善は急げと、ポスターへの反応がよかった翌日に準備しました。

県名と場所に加えて地方名も覚えてほしかったので、「都道府県形のピースが地方ごとに色わけされている」ことを購入の条件に。私は、足を運んだ書店で売っていた『くもんの日本地図パズル』を購入しました。

『くもんの日本地図パズル』はピースがプラスチック製で丈夫。付属の地図も、親子の会話のきっかけになりよかったです。

シンプルに枠にはめ込んだり、ピースだけを使って日本地図の形をつくったり、地方ごとに組んでみたり……と、次々とオリジナルの遊び方を考えだして遊ぶ長男。お風呂で使っている地図を自ら持ってきて、「そうか、ここが○○県か」などと独り言を言いながら知識を深めている様子が見られました。

私は急いでいたので、最寄りの書店で見つけたものを購入してしまったのですが、購入後にほかにも安くてよいパズルがたくさんあることを知りました。興味のある方は、ぜひ一度調べてみてください。

こちらは、100円ショップのセリアで見つけてつい買ってしまったパズル。付属のシートはポスターにしてもよし、息子のようにパズルの土台として使ってもよし。

タイピングゲーム

ポスター、パズル……と準備し、どちらも素直に楽しんでいる息子を見て、「ほかにもなにかないかな……」と探して見つけたのがタイピングゲームでした。

【我が家が使ったタイピングゲームはこちら】県名当てタイピング

この『県名当てタイピング』は、ゲームの説明に

“県名当てクイズとタイピングを合体させたようなゲームです”

とあるとおり、県名当てクイズを楽しみながら、同時にタイピングスキルも磨ける一石二鳥のゲーム。これだけでも素晴らしいのですが、さらによいのが「タイムが表示される」こと。息子にはこれが刺さって、好タイムを取るために黙々とゲームに取り組んでいました。

このように、オレンジ色にハイライトされた都道府県の名前を打ち込んでいきます。画面上に表示されている「59」はタイムです。

どうやら、ゲームの目的が「都道府県名を覚えること」ではなく「タイムを短縮させること」にすり替わったことが、結果的によかったよう。このタイピングゲームのおかげで、都道府県名と位置が完全に一致するようになりました。

一般常識は楽しく身につけたもん勝ちだと実感

ご紹介した3つのツールを使った結果、長男は3日間程度で47都道府県の名前と場所を完ぺきに覚えてしまいました。長男は「数字を競う」要素があると燃えるタイプなので、タイピングゲームでタイム短縮を目指して集中したのが特によかったように思います。

晴れて47都道府県の名前と場所が一致したので、次は全都道府県名を漢字で書けるようになってほしいなぁ……と考えたのですが、今の小学生は4年生までに47都道府県すべての漢字を習うそう。現在小4の長男は近いうちに学校で習うことになるので、ここは無理せず学校にお任せしようと思っています。

同じ「47都道府県の名前と場所を覚えさせたい」という目的でも、最初にドリルや参考書などを与えていたら、こんなに短期間でマスターすることはなかったと思います(むしろ嫌いになっていたかも……)。一般常識は、ゲーム感覚で楽しく身につけるのが最強の方法だとあらためて感じました。

※記事内写真はすべて撮影:笹川かおり

ささがわ かおり

笹川 かおり

Kaori Sasagawa
AnyMaMa(エニママ)ライター

AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 東京都の多摩エリアで2男児(2014年、2020年生まれ)を育てる母。広告営業、ママ向け育児サイトの編集を経て、2019年に独立。エニママではライフスタイル・ビジネス・インタビュー記事などの制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/  Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。 AnyMaMa公式HP:https://anymama.jp/  X:https://twitter.com/AnyMaMaJP Instagram:https://www.instagram.com/anymama_official/

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