ざんねんないきものシリーズの動物学者が語る「ヤドカリ」驚きの生態! 実は右巻きの巻き貝が多い!?

動物学者・今泉忠明先生に聞く「おどろきのいきもの」第15回

動物学者:今泉 忠明

写真/iStock
世界には、とっても不思議な生き物がたくさん! 「ざんねんないきもの」シリーズの監修もされておられる動物学者の今泉忠明先生に、生き物の驚きの特徴や習性を教えていただきました。

今回の動物は、「ヤドカリ」。 巻き貝の貝殻をすみかにしているなど、その不思議な見た目や得意技を紹介します!

ヤドカリってどんな生き物?

・エビやカニの仲間

・日本に200種類以上もいる

・魚や植物を食べる


・夜に活動する夜行性

・天然記念物に指定されている種類もある

体長:普通 3〜6センチメートル
生息地:世界中の海や海岸、日本では、北海道から沖縄まで

【驚きポイント①】 巻き貝の貝殻をすみかにしている!

写真/iStock
敵から身を守るために、貝殻を利用しています。

驚くとすぐに貝殻の中に隠れてしまうんです。

【驚きポイント②】 別の貝殻に引っ越し!

写真/iStock
貝殻が壊れたときや、体の大きさに合わせて貝殻を変えていきます。

脱皮を繰り返して成長します。

【驚きポイント③】 右巻きの巻き貝が多い!

写真/iStock
ヤドカリはやわらかいお腹の部分を貝殻に入れています。

巻き貝の向きに合わせてお腹が右にねじれているんです。
不思議な見た目や技を持った生き物は、他にもいっぱい! ぜひ、動物園に観察に行ってみてください。
監修/今泉忠明 イラスト/下間文恵 構成/富岡ゆかこ
いまいずみ ただあき

今泉 忠明

Imaizumi Tadaaki
動物学者 日本動物科学研究所 所長

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。...