バードウォッチングは海辺もおすすめ! 日本でいちばん夏空が似合うカモメのなかまコアジサシ
【ちょっとマニアな生きもののふしぎ】サイエンスライター・柴田佳秀先生が見つけた生きもののふしぎ
2024.08.12
サイエンスライター:柴田 佳秀
夏の海はバードウォッチングにもピッタリ!
そんなわけで数年前の夏、早起きして千葉の海に行ったときの話です。
海に出かけた目的は、もちろんバードウォッチングです。鳥を見るというと、山の森へ出かけるイメージがありがちですが、海辺もバードウォッチングが楽しめる環境なんです。
空中からダイビングして捕らえる様子が、魚のアジを突き刺しているように見えるから「アジサシ」という名前がつきました。でも、実際には突き刺していないんですけどね。
日本でいちばん青空が似合う鳥!
こんな無防備な場所で大丈夫かなと心配になりますが、ときには1000羽もの鳥が集まって営巣するので、天敵が来ても一気団結して追い払うので大丈夫なんです。
日本の夏空を飛ぶコアジサシの美しい姿、そしてモフモフのかわいいヒナが見られなくなってしまうのは悲しすぎます。なんとか、みんなで知恵を出しあい守っていかなければなりませんね。
柴田 佳秀
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。