「ペットがテーマ」最新プリキュア声優・長縄まりあさんと種﨑敦美さんの「ペット秘話」そして明かされる「小学生時代」

わんだふるぷりきゅあ! 声優 長縄まりあさん&種﨑敦美さんインタビュー♡ vol.2

ライター:小川 聖子

撮影/水野昭子(講談社写真映像部)
シリーズ初の「犬」のプリキュアが話題の人気アニメ「わんだふるぷりきゅあ!」から、キュアワンダフル/犬飼こむぎを演じる長縄まりあさんと、飼い主のキュアフレンディ/犬飼いろはを演じる種﨑敦美さんが「Ane♡ひめ.net」に登場!

作品への思いや子ども時代のことまでお話をお伺いしました。

うちの文鳥は母が一番! 私はその下の存在です(笑)

──今作は「ペットとの共生」がテーマになっていますが、ペットにまつわる思い出はありますか。また、自分のペットに言葉が通じるなら、何を一番に伝えたいと思いますか。

長縄さん 私の実家では文鳥を飼っているのですが、その子はものすごく母に懐いていて、母の手の上にいることが多いです。文鳥は南国の鳥なので、暑いのは平気なのですが、寒いのはあまり得意じゃなくて。

母の手は温かいので、冬は特にそこでお餅みたいに丸くなって寝ていたりするんです。顔を寄せたときに息がかかると、うとうとすることがあるのですが、「息がかかるのってあったかいの? 嫌じゃないの?」ってことを聞いてみたいかな(笑)。

種﨑さん 私は猫を飼っているのですが……「いつもありがとう、大好きだよ」と伝えたいです。出会ってから今まで、何度その存在に助けてもらったか分からないくらい本当に大切で。いつまでも、1分でも1秒でも長く一緒にいたいです。

これは記者会見でもお話ししたことなのですが、一番喜ぶこと、一番の嬉しいことを知って、叶えてあげたいなと思っています。本当に感謝しているので……。

──素敵ですね。もしペットが人間だったら、ご自身と上下関係はあると思いますか。

長縄さん どうかな。たぶんうちの文鳥は、自分は母とカップルだと思っていると思います。男の子で、よく母に求愛していますから(笑)。

とにかくお母さんが一番なので、対等かさらに下か……「名前覚えてくれてる?」っていう距離感です(笑)。

種﨑さん うちの猫は……私にとっては「相棒」かな。私とは本当に対等な感じですが、うちの夫とは少し違うかも。というのも、今は夫婦で飼っている猫ですが、もともとは私が飼っていた猫なので、私の気持ちのほうに敏感なんです。

家に私のお客さんが来たときは、玄関まで迎えに行って案内してくれるのですが、夫の友達は絶対迎えに行かなくて(笑)。まだ私に対するのとは顔つきもちょっと違うなと思って見ています。

似ているけど少しずつ違うコスチュームも大好き

──今回は、メインのおふたりのプリキュアのカラーがピンクとパープルなのですが、カラーやコスチュームについて思われることはありますか。

種﨑さん キュアワンダフルのピンクとキュアフレンディのパープルは、反対色や補色ではなく、似たようなカラーのグラデーションという感じがよいのかなと思っています。

それぞれ、「ピンクとイエロー」、「パープルとイエロー」と、イエローがつなぎになっているのもバディ感がありますよね。コスチュームの色味は近く、おそろいのようでありつつも、ディテールはいろいろ違っていて個性が表れているところも好きです。

長縄さん コスチュームもかわいいですが、私はいろはが変身するとき、一瞬長くなった髪の毛がパッとほどかれた状態になる瞬間、「一時停止したい!」っていつも思っています(笑)。そのあと三つ編みになるんですけど、その手前のところ。

種﨑さん あはは。長縄さんは、4人のプリキュアのコスチュームの中で、フレンディのコスチュームが一番好きだと言ってくれるのです(笑)。

長縄さん はい! ワンダフルとちょっと違うところも好き。こむぎのスカートのリボンは大きくて、端も長めに垂れていますが、フレンディのリボンはもう少しコンパクト。

スカートにふわっとかぶせている生地を結んでいるのがかわいくて。靴も、「どうやってはくのかな?」っていうデザインなんですけど、めちゃくちゃかわいい!

種﨑さん かわいいですが、かわいいだけじゃないところもまたかわいくて好きなんです(笑)。変身前のいろはの衣装は、スカートじゃなくてキュロットなんですけど、そこもかわいすぎなくてかわいいなって(笑)。こむぎのほうは、元の犬種のパピヨン感があるのがいいですよね。

長縄さん 子どもたちにもわかりやすいように、と聞いてなるほどと思いました!

──最後に、毎週番組を楽しみにしている方たちにメッセージをお願いします。

長縄さん 私はこむぎを演じながら、「大好きだよ!」という気持ちは声に出して伝えることも大切なんだな、と改めて思いました。

動物も人間も、愛の形や絆の形はいろいろだと思いますが、この作品がそれを考えたり、誰かに思いを伝えるきっかけになれば嬉しいなと思います。

種﨑さん こむぎといろはが仲良しなところを見て、“わんだふる”な気持ちになってくれたら嬉しいです。

ふたりを見て、ペットを飼いたくなる子もいるかもしれないのですが、その気持ちは大切にしつつ、それと同時に正しい知識や面倒をみる覚悟についてなど、動物のことについてご家族でお話してもらえたらと思います。

おふたりの子ども時代を聞きました♡

Q小さいころはどんな子でしたか?

長縄さん とても恥ずかしがり屋で、人前で話すのが苦手な子でした。声も小さかったので、よく「もっと大きい声で!」と注意されていました。

種﨑さん 外遊びもキライではなかったのですが、家で本を読んでいることが多い子でした。文学少女というわけでもなかったのですが、家に絵本がたくさんあって、それを読んでいましたね。

Q好きな遊びや本はありましたか?

長縄さん お人形遊びが大好きで、リカちゃん人形は10体近く持っていました。大きなドールハウスがあって、自分が夜寝るときは、その子たちもそのハウスに並べて寝かせていました。

種﨑さん 私はたまたま学級文庫にあった「キュリー夫人」の本を、最初は「きゅうり夫人」だと思って読んだんですよ(笑)。

読んでみたら全然きゅうりじゃなくて、ポーランドの物理学研究者のお話だったんですけど、ひとりの人生の、生まれてから亡くなるまでが書かれた「伝記」という形の物語がすごく面白くて。その後いろいろな人の伝記を読んでいきました。

Q子どものころ、習いごとをしていましたか。

長縄さん ピアノを習っていました。子どもだったので、楽しいと思う瞬間と、嫌だな、練習しなきゃなと思う瞬間が順番に来る感じ。たまにある発表会が刺激になって、なんだかんだ楽しくやっていた覚えがあります。

種﨑さん 一切何もしていませんでしたが、その代わりみたいに本を読んだり、絵を描いたりして過ごしていました。

Q子どものころ、言われて嬉しかったことはありますか。

長縄さん 中学2年生くらいのときに、クラスメイトが「まりあちゃんの声ってかわいいね」って言ってくれたことがあって。

そうやって声のことを言われたのはそれが初めてで、すごく嬉しかったです。

種﨑さん 小学校4年生のとき、国語の授業でお芝居をやることになったんです。私も含め、何人かでお芝居をした後に、先生が「みんな、誰のお芝居が良かった?」って聞いたとき、クラスメイトたちは、クラスで人気のある子の名前を挙げていたんです。

そうしたら先生が、「○○ちゃんも良かったわね。でも私はね、種﨑さんのお芝居がすごく素敵だったと思ったの」っていうことをみんなの前で言ってくれて。そうやって私に伝えてくれたことが、ずっと胸に残っています。
PROFILE
長縄まりあさん

8月5日生まれ。愛知県出身。主な出演作に『はたらく細胞』(血小板役)、『小林さんちのメイドラゴン』(カンナ役)ほか。『わんだふるぷりきゅあ!』でキュアワンダフル/犬飼こむぎを演じる。
PROFILE
種﨑敦美さん

9月27日生まれ。大分県出身。主な出演作に『SPY×FAMILY』(アーニャ・フォージャー役)、『葬送のフリーレン』(フリーレン役)ほか。『わんだふるぷりきゅあ!』でキュアフレンディ/犬飼いろはを演じる。

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