ハングリーゴーストとぼくらの夏
著:長江 優子
70年の時を経て、戦争の記憶を宿した種が花開くとき、過去と現在が交差する。史実をもとに描かれる「共生」をテーマにした物語。
発売日 | 2013/08/09 |
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価格 | 定価:1,540円(本体1,400円) |
ISBN-13 | 9784062184069 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 250ページ |
私はみんなと違う。
そうやってみんなと一線を引きながら、都合が悪くなると線を消す。
ずるい。卑怯。矛盾だらけだ。
中学生になったら本当の人生がはじまるはずだったのに……、私は今も仮の人生を生きている。
佐藤瑞紀(さとうみずき)は、中学受験に失敗し、公立の中学へ通うことになった。学力試験は通ったのに、抽選で落ちた。その事実に苦しむミズキは、中学三年間を冬眠してすごそうと決意する。最小限のエネルギーで、最低限の消費活動をしてすごそう、と。
しかし、体育祭での三人四脚や、理科部からの勧誘、そして小学校のころ気になっていた竹内奏斗(たけうちかなと)との再会によって、なにも感じないはずの心は波立っていく……。
著:長江 優子
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