ハングリーゴーストとぼくらの夏
著:長江 優子
70年の時を経て、戦争の記憶を宿した種が花開くとき、過去と現在が交差する。史実をもとに描かれる「共生」をテーマにした物語。
発売日 | 2016/07/13 |
---|---|
価格 | 定価:1,540円(本体1,400円) |
ISBN-13 | 9784062195812 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 226ページ |
チレキ。正式には地理歴史部。「一番楽で、上下関係厳しくなくて、ついでに存在感もなくて、帰宅部よりオススメ」だったはずなのに、主人公の健吾が中三になった春、状況が一変。熱血の新顧問のもと、ジオラマ作成に乗りだすことになる。テーマは、〈百年前の渋谷〉。自分たちの住んでいる町は、どのようにして今の姿になったのか。町の過去を振りかえる作業を通して、健吾は自分の過去の傷と向きあい、成長していく。青春小説。
チレキ。正式には地理歴史部。「一番楽で、上下関係厳しくなくて、ついでに存在感もなくて、でもいちおう部活動だから入部すれば内申点つくし、帰宅部よりオススメ」だったはずなのに、主人公の健吾が中三になった春、状況が一変する。
熱血の新顧問が改革に乗りだし、部長の太陽がすんなり従い、秋の学習発表会にみんなでジオラマ作成をすることに。健吾以外の部員4名は賛成するが、健吾は太陽への嫉妬と、ジオラマへの苦い思い出から、反発する。しかし、太陽の突然の転校により、なりゆきで新部長となってしまい、残された縦2メートル、横1メートルのジオラマ作成と、いやいや向きあうことになる。
ジオラマのテーマは、〈百年前の渋谷〉。自分たちの住んでいる町は、どのようにして今の姿になったのか。町の過去を振りかえる作業を通して、自分の過去の傷を見つめる健吾。他の部員も、町の変容に、自分たちの今を重ねて、ここにいる必然に気づいていく。青春小説。
町に暮らす人々は、バラバラに生きているようでいて、実はみんな、どこかでつながっている。過去に生きていた人と、今を生きているきみも。今を生きているきみと、きみのとなりのあなたも──。
著:長江 優子
70年の時を経て、戦争の記憶を宿した種が花開くとき、過去と現在が交差する。史実をもとに描かれる「共生」をテーマにした物語。
著:長江 優子
飯野りりすは幼き天才女優。小学校生活最後の仕事で、人気脚本家が手がけるドラマに抜擢されたのはいいものの、何やら嵐の予感が?
著:長江 優子
父親の再婚をきっかけに、家族や友だちのことで悩む少女の姿を、タイドプールの生き物たちの世界と重ねて描く秀作。
著:長江 優子
今伝えなければ―2011年3月11日、中二の波菜子は祖母の秘密の交換日記を見つける。戦時中の敵国人抑留に光をあてた青春小説。
著:長江 優子
中学受験に失敗し冬眠を決意したミズキと、他人との共感を拒むカナトが、鉱物を通じて、しだいに心を通わせていく青春小説。