夜露姫

著:みなと 菫  

発売日 2016/09/13
価格 定価:1,430円(本体1,300円)
ISBN-13 9784062201728
判型 四六
ページ数 258ページ

時は平安。父親が濡れ衣を着せられ急死し、一人残されてしまった中納言の姫君は、謎の盗賊にさらわれて……。姫は、姿を男子に替え、夜露と名を改め、夜盗として活躍し始める。美しく鮮やかな京の町を、姿を霧のように消すことができる狭霧丸と夜露が跋扈する。姫と盗賊が繰り広げる、爽快活劇。凛としながら、平安絵巻のような華やかさもある、22歳大型新人デビュー作!


講談社児童文学新人賞佳作受賞作品!
選考委員会で絶賛された、異色平安ファンタジー!!
令丈ヒロ子氏「光る構成力、瑞々しいセンス。平安の姫への愛がつよく滲み出ています」

時は平安。父親が濡れ衣を着せられ急死し、一人残されてしまった、中納言の姫君は、謎の盗賊にさらわれて……。姫は、姿を男子に替え、名を夜露と改め、夜盗として活躍し始める。美しく鮮やかな京の町を、姿を霧のように消すことができる狭霧丸と夜露が跋扈する。姫と盗賊が繰り広げる、爽快活劇。
凛としながら、平安絵巻のような華やかさもある、22歳大型新人デビュー作!

書店員の方々からも応援コメントを多数頂きました!
「古典モノは“苦手”な方(実は私もそうでした)、“目から鱗がおちます、絶対に!!”」(長谷川書店 茅ヶ崎ネスパ店 永島様)

「えー、子どもだけではもったいない! 今少女も元少女も読みたい!! 平安時代に興味をもってもらえたら『源氏物語』や『枕草子』など…世界が広がっていったら…想像するだけでワクワクしますね!」(くまざわ書店 辻堂湘南モール店 大場様)

「現実の全てを知っていても、まっすぐに生きる狭霧丸と夜露姫。おたがいの強さや優しさに惹かれあう場面が美しく、特別な存在だということが、心地よく伝わります。」(ジュンク堂藤沢店 鈴木様)

「人物の生き生きとした描写がとても印象的でした。性根の悪い貴族をこらしめるストーリーは実に気持ちよく、普段あまり本を読まない人や時代小説になじみのない人でも十分楽しめる作品だと思います。」(ザ・リブレット ヒルズウォーク徳重ガーデンズ店 大塚様)

「平安時代の浮浪の民から、星空や都、生活の様子まで描かれていて、夜露姫の世界観がとてもステキだと感じました。爽快で一気に読んでしまいました。おもしろかったです。」(くまざわ書店 鳴海店 戸倉様)

一   中納言の姫君 二   夜盗 三   盗難 四   失脚 五   検非違使 六   狭霧丸 七   決意 八   夜盗修行 九   夜露姫 十   地下人 十一  月光 十二  左大臣 十三  正倉院 十四  異形 十五  襲撃 十六  復讐 十七  帝 十八  名笛 十九  紅梅 二十  再会 二十一 星月夜 あとがき

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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