イタリアの道
文・絵:ささめや ゆき 装丁:名久井 直子
版画家・絵本作家として人気のささめやゆきが、イタリアで暮らした数ヶ月を洒脱なスケッチと味わい深い文章でつづる画文集。
発売日 | 2018/06/20 |
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価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN-13 | 9784062209717 |
判型 | A5 |
ページ数 | 52ページ |
あるところに みにくい けものが いました
どんなに みにくいか
その すがたは
たとえ せかいいちの えかきを つれてきても
えがけなかったことでしょう ――本文より
『どろぼうのどろぼん』の斉藤倫がおくる、みにくいけものと、おんなのこの、ものがたり。だれからも、ひどくみにくいといわれ、いつも、このよからきえてしまいたいとおもっていたけものは、おんなのことであい、はじめてこころをかよわします。
アンデルセンの『絵のない絵本』が、つきのひかりが、せかいをくまなくみてまわるおはなしなら、これは、つきのひかりのとどかないばしょのものがたり。