みらいってなんだろう

作・絵:細川 貂々  

発売日 2023/11/08
価格 定価:1,595円(本体1,450円)
ISBN-13 9784065332771
判型 B20取
ページ数 32ページ

皆さまのレビューより
「心配というモヤモヤしている存在をやさしく語る本です。こどもの視点で描いていますが、おとなにも心に響くところが最大の魅力。やさしいイラストがこころに沁みてきます」「大人も一つ荷物を下ろせるような、ほっとできる作品です」
「やさしく、わかりやすく、こんなむずかしくて、かんたんな『みらい』をかたれる、てんてんさんはただものじゃないですね」「分かりやすく読みやすい。子どもたちが自己肯定感を高め、違いを認め合い、自分らしく生きることを応援し、大丈夫だよと優しく背中を押してくれる。小中高生にも大人にも、広くすすめたい1冊!」「『えらんでないほうの道がどうだったかなんてもうわからないから気にしない』『いままでの(けいけんの)ひきだし」をあけて、えらんですすんでいけばよい」「この子は私。先のことを考えて不安になってばかりだったけど、未来に向かって一歩一歩。あの頃からけっこう遠くまで歩いてきたものだなあと思います」「息子は心配性で考えすぎる傾向があるけれど、ぜひこの本を読んでほしい」「語りかけられ、論理がスムーズに受け入れられる分量とスピードで、きっと読み終わった後、初めて知った感じだったとしても、当たり前に自分も思っていたことのように自分に取り込まれていく展開も素晴らしい。気持ちを言葉にするのが苦手な子には、こういう本を進めてあげたいなと思う」「とても丁寧に、私たちの、こころ、とむきあってくれる。決して子供のためだけの言葉じゃない、大人の自分の心の奥深く届く言葉だ」「これは色々と考えさせられる。『どんな人も1本の道しか歩いていない』という言葉は、なかなか含蓄のある言葉だ」「今回の作品も、読みながら思い当たること、たくさんあるなあと、うなずいてました」「とてもわかりやすく、読後感も明るいのでぜひ小学生に読んでほしいなと思いました。未来に不安を感じた時に大人に相談することにポジティブなものとして紹介してあり、この提案はとてもありがたいなと思いました」「どうしたらいいかなって思った時には、『かこ』をたくさん持っている大人に聞いてみるのがいいのかもしれない。そして、自分がやってみたことをちゃんと覚えておいて、それを忘れないようにするのも大事なんだろうな」「この作品を読むことで心が軽くなる子はかならずいるはず。そんな子に届くよう願いながら読みました。心の引き出しが増えると考えれば多少のことなら『どんとこい!』と受け止められるかもしれないので、親子で読んでいっしょに読んで話し合えたらいいなあと思います」「いい本を読ませていただきました。『記憶』と『引き出し』の関係、実にわかりやすい経験値のカタチです。他人の引き出しを知ることで共有できることも、力強い考え方だと思いました。ちょっと心の風通しがよくなったみたいです」

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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