【作り方動画付き】夏休みの自由研究にぴったり! 親子で夢中になれるピカピカのどろだんごづくり
砂場研究家・どろだんご先生に教えてもらうどろだんごづくり #1 ~基本のどろだんご編~
2024.08.17
砂場研究家:どろだんご先生
長かった夏休みもそろそろ終盤。でも、まだ自由研究が手つかず……というご家庭もあるのではないでしょうか?
そこで今回は、おうちでできるどろだんごのつくり方をご紹介します。
教えてくれるのは、これまでに世界2700ヵ所以上の砂場を訪れた、砂場研究家のどろだんご先生。
暑い日に、室内でできるのも嬉しいポイント。ぜひ、夏休みの自由研究や作品づくりとして挑戦してみてくださいね。
では、さっそく「基本のどろだんご」を作ってみましょう。
(全2回の1回目)
教えてくれるのは……
砂場研究家・どろだんご先生
土は「荒木田土」がベスト!
土は粒子の大きさによって名前が変わります。どろだんごは、公園や田んぼの土で作ることもできますが、より固くて丈夫なものを作るためには、“粘土質の土”が必要になります。
今回使う「荒木田土(あらきだつち)」は、粘土と砂がほどよく混ざっていて、どろだんごを作るのに最適! ホームセンターやネット販売などで買えますよ。
【用意するもの】
・荒木田土(乾かしたもの) どろだんご用150g、仕上げ用30g
・水 30cc
・粘土板
・牛乳瓶(今回使うのは明治乳業のもの)
・土を混ぜる器
・作業用の紙皿
・チャック付きビニール袋
【下準備】
まずは土をベランダなどに出して乾かしておきます。乾かす前の土(写真右)は、塊がたくさんあるので、すりつぶしてさらさらの状態(写真左)にしてください。
夏場の日差しの強い時期は、約1日乾かせばOKです。
【作り方】
①乾かした荒木田土150gと水30ccをチャック付きのビニール袋に入れ、チャックを閉めて水と土をしっかりと混ぜる。
【ポイント】
チャック付き袋の中に砂を入れて混ぜれば、土が飛び散らず、汚さずどろだんごをつくることができます。
②しっかりと混ざったら、チャックを開けて一度空気を逃がし、袋の上からおにぎりを握るように土をしっかりと握る。
③②がしっかり塊になったら、袋をやぶって土を出す。
④粘土板の上で叩いたり、手の中で転がしたりしながらどろだんごを丸める。
⑤丸めたどろだんごを30秒ほど瓶の上に置いて休ませて、どろだんごの中の水分を外に出す。
⑥乾かしておいた土を30gほど用意して、⑤のどろだんごを転がしながら全体的に土をまぶしていく。
⑦全体的に土をまぶしたら、中の水分が外に出てきて、土の色が変わるまで30秒ほど瓶の上に置いて乾かす。
【ポイント】
中の水分を乾いた土に浸透させてしっかりと水分を外に出すことで、固くて丈夫などろだんごができあがります。
⑧瓶の口でどろだんごをけずっていく。しっかりと瓶を持って、どろだんごを手前にまわしてけずる。この⑥~⑧の作業を6回繰り返す。
【ポイント】
瓶の口についた土は、こまめに取り除く。削った土がついたままだと、形がいびつになってしまいます。
【ポイント】
どろだんごと瓶の間のすき間をチェック! すき間が開いているところはどろだんごが凹んでいて、開いていないところは出っぱっているので、どこが出っぱっているかをよく見ながら削るときれいな丸になります。
⑨残った土に水を少しずつ加えて仕上げ用のどろを作る。アイスクリームが溶けたくらいの状態になるように、木の棒などを使ってどろを混ぜていく。
⑩しっかり混ぜ合わせたどろを、指でどろだんごに塗っていく。すべて塗り終わったら手の中で転がして余分などろがついていないか確認する。
【ポイント】
どろは薄く、薄く塗る。指でひとすくいして、これ以上伸びない状態になるまで薄く塗っていきます。
⑪ ⑩のどろだんごに牛乳瓶の底をあて、大きく瓶の底を回すようにして磨いていく。これを繰り返し、360度磨きあげる。
【ポイント】
牛乳瓶の底が汚れていたら、きれいに拭いてから磨くようにしましょう。また、瓶のすべりをよくするために、最初にオリーブオイルを少し塗ると磨きやすいですよ。
【完成】
完成したどろだんごは、水に濡らさなければ、ずっとピカピカのまま! 半永久的に保存できます。
作った日の夜や、次の日なども磨き続けると、さらにピカピカに輝きますよ。ぜひ磨き続けてみてくださいね。
次のページでは、動画で詳しい作り方をご紹介します。