
TRUE Colors 境界線の上で
装画:鎌谷 悠希 著:神戸 遥真 著:蒼沼 洋人 著:いとう みく 著:鳥美山 貴子 著:ひこ・田中
埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた珠玉のアンソロジーの第2弾! 社会に偏在するジェンダーの問題を児童文学作家が鋭く描きます。
発売日 | 2025/07/15 |
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価格 | 定価:891円(本体810円) |
ISBN-13 | 9784065393130 |
判型 | A6 |
ページ数 | 304ページ |
第58回野間児童文芸賞受賞作品。
兄の朔(さく)が1年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新(あき)は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。朔は視力を失い、盲学校での生活を送っていたのだ。大晦日に帰省することになったのは、新が母親と衝突したことが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったのが、運命を変えたのだ。
中学時代、新は長距離走者として注目を浴びていたが、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。
そんな新に、突然、朔が願いを伝える。
「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」
激しく抵抗する新だったが、バスの事故に巻き込まれたことへの自責の念もあり、その願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、1本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく――。
ブラインドマラソンを舞台に、近いからこそ遠くに感じる兄弟、家族の関係を描き切った青春ストーリー。
著者は、多数のYA作品を執筆し、河合隼雄物語賞、坪田譲治文学賞など数々の受賞歴がある、いとうみく。夏の読書感想文全国コンクールの課題図書でもおなじみのいとうみくの作品群は、今を生きる若者たちの必読書といえる。満を持しての文庫化!
文庫版解説は、金原瑞人氏(翻訳家)
装画:鎌谷 悠希 著:神戸 遥真 著:蒼沼 洋人 著:いとう みく 著:鳥美山 貴子 著:ひこ・田中
埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた珠玉のアンソロジーの第2弾! 社会に偏在するジェンダーの問題を児童文学作家が鋭く描きます。
著:いとう みく
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作:いとう みく 絵:小泉 るみ子
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作:いとう みく 絵:藤原 ヒロコ
看護師の仕事は3Kだと言われた希子。おかあさんの仕事は3Kなの? はたらくおかあさんを見に、おとうさんと病院に行くことに。
著:いとう みく
事故で視力を失った兄は、走ることをやめた弟に告げる。「伴走者になってほしい」。ブラインドマラソンは兄弟の絆を再生できるのか。