
【魚好きキッズのプレゼントに!】“水族館”が100倍楽しくなる絵本3選[絵本の専門家が選出]
子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #20~水族館が楽しくなる絵本~ (2/4) 1ページ目に戻る
2026.07.16
チンアナゴとハラハラドキドキの深海ツアーへ
水族館は、海や川、湖など、水辺に棲む生きものたちに出会える場所。絵本には、こうした生きものを主人公にした作品がたくさんありますね。はるか遠くの海や深海など“実際に生息する地”を舞台にした物語は、子どもたちにとって未知の世界をぐっと身近に感じさせてくれるでしょう。
そうして水辺の生きものに興味を持ったお子さんには、図鑑絵本もおすすめ。水族館に行く前後に読めば、子どもの好奇心を伸ばしてくれそうな3冊を選びました。
最初にご紹介するのは、『ちんあなごのしんかいツアー』(講談社)。『ちんあなごのちんちんでんしゃ』に続くシリーズ第2弾です。
砂からひょっこり顔を出し、周りをキョロキョロ見回すしぐさが、かわいくてユーモラスなチンアナゴ。子どもから大人まで大人気ですよね。本作は、そんなチンアナゴたちが潜水艇「チョウチンアンコウごう」に乗り込んで深海を旅する物語です。
潜水艇・チョウチンアンコウごうは、“チンアナゴたちに快適な旅を”と、船内に砂が敷き詰められています。水玉模様のチンアナゴのほか、しま模様のニシキアナゴもお客様。
船が海の深くまで潜っていくと、窓の向こうから“なにか”が覗き込んできます。鋭く尖ったむき出しの牙、不気味に飛び出した目玉と、なんとも恐ろしい顔! その正体は……水族館に行ったことのあるお子さんなら、わかるかもしれませんね。
船は、どんどん深く潜っていきます。マッコウクジラとダイオウイカの戦いを目撃したり、クラゲや発光性の魚たちによるイルミネーションを鑑賞したりと、エキサイティングな体験の連続です。
ところが、いちばん深い真っ暗闇の海底で、チョウチンアンコウごうは迷子になってしまいます。果たしてチンアナゴたちは、無事に家に帰ることができるのでしょうか──?
水に棲む生きものたちの世界は、私たち人間とはまったく違います。でも、擬人化されて、物語の中で笑ったり困ったりするチンアナゴと一緒に心を動かすうち、彼らの存在がまるで友達のように感じられるはず。さらにこの気持ちは、「もっと知りたい!」という子どもの好奇心につながることでしょう。
絵本の見返しには、チョウチンアンコウごうがたどった航路とともに、登場した生きものの名前が順に紹介されています。深海の不思議でかわいい生きものたちがたくさん登場する絵本、ぜひ親子で楽しんでくださいね。
*読み聞かせ 4さいくらいから
*ひとり読み 6さいくらいから
































