【不登校・学校に行きたくない】子どもに「お仕事マンガ」を読んでもらいたい「本当の理由」 先輩パパが実践

出版ジャーナリスト・飯田一史この本おススメ! 第15回 「本にかかわるお仕事漫画」 (2/4) 1ページ目に戻る

出版ジャーナリスト:飯田 一史

学校に行けない/行かない時間をどう過ごすか

保護者のみなさん、お子さんは夏休み明けから学校に行けているでしょうか。

私の息子(小5)は小1から行きしぶりで、行けたり行けなかったりなのですが、5年生になると女子は思春期に入りかけており、クラスの空気も大きく変わり、学校の先生も低中学年までのときより、児童に規律を求めるようになってきます。

そういうことへのなじめなさもあるのか、ますます「学校行きたくない」というほうに傾いています。学校側も「教室に行かなくてもいい」など配慮してくれてはいますが、それでも厳しい。

別につらかったら学校に行かなくてもいいと思うものの、行かない時間をどう過ごすのかが問題なわけです。

一応、義務教育課程で習うことは身につけてもらいたいと、こちらとしては思うのですが、家で勉強するかと言えばあらゆる手段を使ってなるべくサボろうとするし、塾も決まった時間に決まった教室に拘束されるのがムリ(「学校っぽい」場所がたいていムリ)なので、なかなか大変です。

基本的に興味があることしかしないため、こちらができることといえば、

・興味の幅を少しでも広げる
・興味を持ったことを掘り下げられるように環境を整備する
・多少なりとも教科の学習と関係することにも興味を持ってもらえるようにあの手この手を使う


くらいになります。

興味を持ったものにアクセスしてもらう手段として便利かつ安心なのは、やはり本です。ですから本や本がある場所に関係するものを、そっと差し出すことで、親しみを持ってもらおうとしています。

そういう観点から、今回は「本に関わるお仕事漫画」を選んでみました。

1冊目:『税金で買った本』

『税金で買った本』原作:ずいの/著:系山冏(講談社)
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「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。」と鎌倉市中央図書館がソーシャルメディアで発信したのはもうずいぶん前のことになりますが、子どもが安心してすごせる居場所に図書館がなってくれたら本当に心強いだろうなと思います。

そうでなくても、図書館自体に興味を持ってもらえると、自然と自分の関心に合わせて本を探すようになります。それでも「いっしょに行こう」と誘っても「めんどくさい」と言われて、親がひとりで予約した本を取りに行くこともよくありますが……。

ともあれ、図書館を舞台にしたマンガが『税金で買った本』です。この2026年8月からドラマも放送されていますし、青い鳥文庫から小説版も刊行されています。

『小説 税金で買った本』作:ずいの/著:系山冏(講談社)

図書館で働いている人たちの裏側を知ると、見慣れた図書館の風景も違って見えてきて、図書館に行く動機にもなります。

作中で私の著書『「若者の読書離れ」というウソ』がビブリオバトルの回で取り上げられたこともあるので、ぜひそういう意味でも読んでもらいたいですね(笑)。

『「若者の読書離れ」というウソ』著:飯田一史(平凡社新書)

そういえば、ときどき公共図書館では、書庫が見られるバックヤードツアーをやっています。行ったことがない人にはオススメします。

ふだん入れないところ、見られないところに足を運べることが楽しいですし、「え、予約した本を書庫から出してもらうと、こんなところから探してわざわざ自分の手元に届いているの?」と感じて、本や図書館へのありがたみが増します。

2冊目:学習参考書漫画『ガクサン』

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