【中学受験】の「時事問題」いつ勉強? 6年生の直前対策と低学年のニュース習慣

中学受験専門塾ジーニアス・松本亘正先生に聞く 時事問題の学習方法 ~前編~ (2/3) 1ページ目に戻る

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

出題はその年の1月から10月ごろまでが範囲

――学校の先生が入試問題を作るのはおおむね入試前年の秋と聞きます。つまり2027年1月・2月の入試については、今まさに作問中ということですね。そうなると、時事問題はどの時期がトピックが対象となるのでしょうか。

松本亘正先生(以下、松本先生):出題の対象になる時事ニュースは「その年の1月から、学校によって9月か10月ごろまで」が中心でしょう。2027年の入試だと、2026年1月~10月ごろまでが出題範囲になります。その年の年末のニュースは、問題作成の時期に間に合わず、出題されにくいですね。

もちろん学校によって違いはあります。学校説明会では「本校は夏ごろまでのニュースを扱う」と説明されることもありますので、志望する学校に関しては、時事問題の出題有無や出題範囲を過去問できちんと調べてみましょう。

すべての画像を見る(全5枚)

また秋から直前期にかけて行われる入試説明会や、入試体験会などで「時事問題の対象期間の目安がありますか?」と聞いてみるのも失礼には当たらないと思います。そこで情報を得られる可能性は高いので、ぜひ直前期の説明会にも足を運んでみてください。

6年生は年末年始~入試直前に短期決戦で十分

――具体的には、6年生はいつ、どれくらい時事問題に関して勉強すればよいのでしょうか。

松本先生:年末から取り組めば十分だと考えます。12月ごろまでは過去問に力を入れる時期です。最後まで伸ばしたい教科や単元の勉強時間を、時事問題に取られないようにしたいですよね。年末に市販の対策本で要点を確認し、1〜2日でさっと仕上げるくらいでよいでしょう。

ジーニアスでは、塾生を対象に1月下旬、入試の数日前に時事問題の特訓を2時間行います。直前に必要な知識を確認して本番へ向かうためです。

家庭でも同じように冬期講習あたりで一度整理し、直前に短く見直す形にしておくのがいいですね。「忘れそうだから」と早くから何度も繰り返すのは時間がもったいない。

――なるほど。必要以上に貴重な直前の時間を時事問題に投じるのはタイムパフォーマンスが良くないと言えますね。

教材は1冊に絞る 読みやすいものを買えばOK

37 件