【2026年中学受験】サンデーショックの影響は? 激戦化する中堅校と最新動向〔専門家が解説〕

教育ジャーナリストが読み解く「中学受験26年組」の激闘と最新トレンド (3/4) 1ページ目に戻る

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

男子校・共学ともに中堅校が激戦傾向に

一方で男子校の動きを見ると、上位校では大きな変化は見られませんでした。開成の出願者数は1272人で前年より増加、麻布や駒場東邦はおおむね前年並み。

個人的に驚いたのは、SAPIXが通塾生に向けて公開した2026年結果偏差値表で、麻布の50%偏差値(受験した子どもの分布のなかで、合格率が5割にあたる偏差値)がSAPIX偏差値51と発表されたこと。比較的幅が広い層から合格者が出たということで、来年以降の動向に注目です。

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一方で目立ったのは、中堅校から上位校の激しい競争です。男子校だと、攻玉社の出願者数が前年度より395人増の1641人。都市大付属は前年度より677人増の3532人で大きく増加。

女子校では山脇学園が3292人で、前年度より456人増加。要因としては大学進学実績の向上や教育内容の評価が高まっていることがあるでしょう。

また1月に圧倒的な出願者数を集める埼玉栄は、6129人となり、前年度の最終出願者数より903人増加という驚異的な結果となりました。偏差値ポイントが上がり続ける栄東を検討して回避した層から少なからず受験生の流入があったと思われます。

また2026年は共学化や大学連携を強化する学校に注目が集まりました。日本学園は明治大学系列校となり、2026年4月より校名を「明治大学付属世田谷」に変更、男子校から共学校へと舵を切りました。

また医学部がある私立大学と連携する中学校も注目です。順天中学校・高等学校は、2026年4月に北里大学を擁する北里研究所と合併、「北里大学附属順天」となりました。

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2026年入試総括

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