日本人が食べる魚は「たった約0.67%」!? さかなクン探究隊が【低利用魚】の活用方法を調査!

『さかなクン探究隊 2025』活動レポート第4弾 (2/2) 1ページ目に戻る

いろいろなお魚に目を向ければ「食の多様性」が広がる

日本には約4500種ものお魚がいますが、そのうち普段よく食べられているお魚は、サケやサンマなど、わずか20~30種ほど。それ以外のお魚の多くは、低利用魚・未利用魚なのが現状です。さかなクンは、それではもったいない、おいしいお魚がたくさんいることを知ってほしいと訴えます。

いろいろなお魚に目を向ければ、食の多様性が広がり、輸入に頼らなくても十分においしいお魚が食べられて、日本の食糧自給率アップにもつながります。ほかにも、漁師さんをはじめ、漁業に携わる人たちが豊かになるなど、メリットがたくさん。お魚をいつでも食べられるのが当たり前だと、つい感謝を忘れてしまいがちですが、「お魚さん、ありがとう」「漁師さん、ありがとう」という気持ちを持っていると、お魚を食べられる喜びも大きくなると、さかなクンは教えてくれました。

「高級魚」「低利用魚」など、私たち人間が勝手に呼んでいるけれど、“お魚はみんな平等”。それぞれの魅力や特徴を知れば、どんなお魚も愛おしくなるというさかなクン。子どもたちは、そんなさかなクンの想いをしっかりと受け止めているようでした。

アカエイの持つ毒棘について、イラストを用いながら解説するさかなクン。
お祝いの席で重宝されるイセエビは、見た目が重視される魚介類。脚の本数が少なかったり、体に傷がついていたりすると、値段が落ちてしまうそうです。

豊洲市場「夢市楽座」の見学も!

この日は、ほかにも豊洲市場内にある「夢市楽座」を見学。神奈川・小田原の漁港から届いたウツボやシイラ、規格外の小さなタイなど、低利用魚に触らせてもらいました。

店頭には、めずらしい生メカジキやマグロ、ヒラメなど、産地から直送された新鮮なお魚や海の幸が並び、保護者と一緒にお買い物を楽しむ子どもたちの姿も見られました。

さかなクンや講師の先生たちと記念撮影。
普段はなかなか触ることのできない低利用魚に興味津々!
「夢市楽座」は、被災産地である岩手県、宮城県、福島県、石川県の復興を支援するお店。4県のおいしい魚介類や特産品が購入できるほか、食文化や漁業を学べるブースもあります。

今回のワークショップでは、さかなクンと識者によるお話とともに、実際に調理し食べることで、低利用魚やギョ食についての知識を深めた子どもたち。おいしいのに食べられていないお魚がたくさんいることを知り、「低利用魚のことを知らない人に伝えたい!」と力強く語る姿が印象的でした。次回のワークショップは、11月上旬に開催予定です。

取材・文/星野 早百合

前へ

2/2

次へ

39 件
こうだんしゃのうごくずかん ムーブ

講談社の動く図鑑MOVE

Zukan MOVE

シリーズ累計600万部突破の、子どもの好奇心が広がる最強図鑑! 「講談社の動く図鑑MOVE」は、迫力のある写真やイラスト、またDVDによる動画を組み合わせることで、「躍動感があり印象的な情報」を実現。驚きやわくわくが子どもの知的好奇心を刺激し、夢中が学びへと導く原動力になる。それがいっぱいつまっているのが「講談社の動く図鑑MOVE」です。 図鑑MOVEの特ちょう ☑️ 子どもが好奇心を持ち続ける厳選された情報を掲載! ☑️ 子どもが飽きずに学び続けられる仕組みがたくさん! ☑️ 自発的に学ぶからMOVEを読むだけで賢くなれる! 公式サイトhttps://cocreco.kodansha.co.jp/move

  • x
  • Instagram
  • youtube
  • tiktok

シリーズ累計600万部突破の、子どもの好奇心が広がる最強図鑑! 「講談社の動く図鑑MOVE」は、迫力のある写真やイラスト、またDVDによる動画を組み合わせることで、「躍動感があり印象的な情報」を実現。驚きやわくわくが子どもの知的好奇心を刺激し、夢中が学びへと導く原動力になる。それがいっぱいつまっているのが「講談社の動く図鑑MOVE」です。 図鑑MOVEの特ちょう ☑️ 子どもが好奇心を持ち続ける厳選された情報を掲載! ☑️ 子どもが飽きずに学び続けられる仕組みがたくさん! ☑️ 自発的に学ぶからMOVEを読むだけで賢くなれる! 公式サイトhttps://cocreco.kodansha.co.jp/move