なるが振り返る 子どものころの「トイレの怖さ」
なる
そういえば私、子どものころに重い便秘だった記憶があるんです。親に何度も病院へ連れていってもらい、ときには辛い思いをしたこともあって……。
子どもながらに『トイレ=痛い場所、怖い場所』というイメージが強烈についてしまって、意地でもトイレに行きたくなくて、ウソをついて我慢していたことも……(苦笑)。
なる
親もいろいろ工夫してくれて、トイレの壁紙を明るい黄色に変えたり、目の前の壁にキャラクターをたくさん貼ってくれたりしたんですけど、一度怖くなってしまうと、どうしても踏み出せなくて。
最終的には『トイレに行けたらご褒美』という作戦でなんとか乗り越えたのですが、あの頑なな子どもの心理は、どうほぐしていけばよかったんでしょうか。
大熊先生
ご両親の工夫、とても良い方向性だったと思いますよ。トイレは、ふだん家族が集まらない場所でもありますから、大きな恐怖を覚える子もいます。
さらに一度『痛い・怖い』を経験してしまうと、心がダークサイドに引き込まれてしまいます。本人は困らせようとしているわけではなく、本気で恐怖と戦っているんですね。
大熊先生
一度「怖い」と思ってしまった心をほぐすのは、大人でも大変なこと。だからこそ、そうなる前に「トイレを楽しい場所にすること」や「小さな成功を強化すること」が大切だと思います。
なる
本当に怖かったんです!
大熊先生
そこでさらに親に怒られると悪循環になりますので、なるさんのところのように、環境を明るくしたり、最初のきっかけとして『ご褒美戦略』を使ったりするのは大正解です! ぜひ、親御さんにも「その方法で良かったよ!」を伝えてあげてください。
先生の言葉に嬉しそうに頷くなるさん。「当時あんなに大変だった私でも大人になれたのだから、今のパパやママたちにも『焦らなくて大丈夫だよ』って伝えたいです」と語りました。
今さら聞けない!? トイトレの疑問!
続いて、トイトレに悩む親御さんからいただいた疑問をいっちー&なるが質問! 大熊先生に答えていただきました。
Q.男の子の場合、最初から立ってさせるべきですか? 座ってさせるべきですか?
A.最初は「座って」させることを強くおすすめします。
初期の段階では、便意と尿意の区別がつかない場合が多く、立って排尿している最中にうんちが出てしまうなどの混乱が起こる可能性も。座って排泄する習慣がつき、排便コントロールがしっかりできるようになってから、パパなどが見本を見せて立ってする練習に移行するのがスムーズです。
Q.トイトレ中、外出先でのトイレはどうすれば良いですか?
A.無理せず、おむつやトレーニングパンツに頼って大丈夫です。
外出先のトイレは普段と環境が違うため、緊張してできなくなるのがふつうです。事前にトイレの場所を確認しておくことや、使い慣れた折りたたみの補助便座を持参することが有効です。どうしてもお子さんが不安がる場合は、外出時だけはオムツやトレーニングパンツを履かせても全く問題ありません。「プレッシャーをかけないこと」が第一です。
Q.一度できるようになったのに、またできなくなってしまいました(逆戻り)。
A.一度トイトレを休んでもOK!
「逆戻り(退行)」はよくあることで、決して異常ではありません。AAP(米国小児科学会)でも、引っ越し、下の子の誕生、保育園への入園など、環境の変化による心理的ストレスが原因で逆戻りすることが指摘されています。一度トイトレを休んでおむつに戻し、お子さんの心が落ち着いてから再開する「休む勇気」を持つことも大切です。
いっちー
「そのとき」になると、細かな悩みがたくさん出てくるのがトイトレですね。
なる
焦らずゆっくり、が大切なんですね。

































