
「十五夜」と「中秋の名月」何が違う? 子どもに由来をわかりやすく説明する方法
【9月の行事】親子で話したい行事の由来 ~十五夜~ (2/3) 1ページ目に戻る
2026.09.08
和文化研究家:三浦 康子
十五夜の由来とは?
スーパーにお月見団子が並び始めると、「もう秋なんだな」と感じますよね。そのころにやってくるのが十五夜です。
十五夜は、旧暦8月15日の夜に、美しい月を楽しむ「お月見」の行事です。新月の日を1日とする旧暦では、毎月15日はほぼ満月の十五夜。とくに旧暦8月15日のお月見を「十五夜」と呼ぶようになりました。
今の暦では9月中旬から10月上旬ごろにあたります。なお、月と地球の公転軌道の関係で「十五夜」と満月が1~2日ずれることが多いです。2026年は9月25日が十五夜で、27日が満月です。
もともとは、平安時代に中国から伝わった「観月の宴」という習わしが始まり。平安貴族は舟に乗り、水面に映った月を見ながら酒を飲み、詩歌を詠んだり、音楽を楽しんだりしていました。
その後、この風習は農村にも広がりました。農民にとって、秋は収穫の季節。そこで、たくさんの実りへの感謝や、これからも豊作でありますようにという願いを込めて、お供えものをして月を眺めるようになったのです。
「中秋の名月」と「十五夜」は何が違う?
今ではほぼ同じように使われることが多い言葉ですが、本来は指している範囲が違います。
「中秋の名月」は、旧暦8月15日に見られる美しい月を指します。旧暦では7、8、9月を秋としていました。その真ん中にあたる旧暦8月15日を「中秋」と呼びます。
この時期は空気が澄み、一年で最も美しい月が見えるとされたため、旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。
「十五夜」は、月齢15日目の月の呼び名ですが、もっぱら旧暦8月15日のお月見行事を指すことが多いです。旧暦では新月から満月になるまでを約15日と数え、毎月15日目の夜の月を「十五夜」と呼びました。
お月見の行事は、旧暦8月15日の十五夜(=中秋の名月)を鑑賞する習慣が中心だったため、「お月見=十五夜=中秋の名月」というイメージが広まり、同じように扱われることが多くなったのです。





























