
学習の振り返りと好きなことのまとめを半分ずつ
──自主学習ノートの書き方にルールはあるのでしょうか?
伊垣先生:自主学習の進め方は学校や教師によってさまざまですが、僕のクラスでは「一日見開き1ページ」を基本として、見開きの半分は学習の振り返りを、もう半分は何でも好きなことをまとめてもらうようにしています。
もちろんページが増えるのは問題ありません。ただ、好きなことを深掘りしていくには、読み書きといった基本的な学力も大事なので、バランスよくやるようには伝えています。
学習の振り返り「バッチリメニュー」
伊垣先生:学習の振り返りページは「バッチリメニュー」と呼んでいて、学校でやったことの復習です。
今のクラスでは算数プリントを1枚宿題として出しているので、バッチリメニューでは漢字をやる子が多いですね。漢字1字ではなく、熟語で書くように指示していますが、それ以外のやり方やまとめ方はもちろん自由。週に1回、小テストがあるので、それに向けて漢字ドリルを見ながら各自で進めてもらうようにしています。
伊垣先生:小テストをやって、思うように点が取れなかった子には、「ノートのやり方を変えてみてもいいんじゃない?」と提案することはあります。そうやって自分に合った勉強の仕方を見つけてもらえたらという想いはありますね。
卒業生で、「中学に行ったら自分で勉強を進めなくてはいけなくなったから、自学ノートをやっていて本当によかった」と話してくれた子もいました。