
昔の果物の実が近くで見られる!? 行楽シーズンの秋、「果樹古品種園」がある「皇居東御苑」に行ってみよう!
食育えほん『こんなにかわった! やさいくだもの むかし・いま』をひもとく (6/7) 1ページ目に戻る
2026.10.07
ライター:高木 香織
【モモ】
野生のモモは梅のよう。約2000年前の弥生時代には、日本に伝わっていたといいます。不老不死や厄除けのパワーがあると信じられてきました。8月ごろに収穫時期を迎えます。
『こんなにかわった! やさいくだもの むかし・いま』より
昔からのものを美しく復元して公開
果樹古品種園のほかにも、皇居東御苑には日本の面影を復元して大切に育てている場所があります。
●紅葉が見頃になる「二の丸雑木林」と「新雑木林」
「二の丸雑木林」は、「都市近郊で失われていく雑木林を復元しよう」という昭和天皇のお考えを受けて造成されました。
東京近郊の開発予定地の表土を運び、コナラとクヌギをメインに、ニシキギ、紅葉、ハゼノキなどや、実のなるムラサキシキブやガマズミ、ウメモドキ、エゴノキなどがたくさん植えられました。
二の丸雑木林(2024年6月5日撮影)
12月にはロウバイが淡い黄色の花を咲かせます。自然に近い環境が復元され、武蔵野の雑木林の面影がよみがえっています。
さらに、上皇陛下のお考えを受けて隣接する場所に拡張して作られたのが「新雑木林」です。ここには小さな流れが作られ、涼しげなせせらぎが目を楽しませてくれます。
「二の丸雑木林」「新雑木林」は、秋には木々の葉が赤や黄に色づいて紅葉の見頃になります。
新雑木林を流れる小川(2024年6月5日撮影)
●3代将軍家光の庭園を復元した「二の丸庭園」
二の丸庭園と菖蒲田(2023年6月20日撮影)
旧江戸城の二の丸跡地には、かつて3代将軍家光の命で小堀遠州が造ったと伝えられる庭園があったといいます。
東御苑の開園にあたって、9代将軍家重時代の庭の絵図面をもとに、池の周りを散策できる庭園に復元されました。
池には、インドネシアのヒレナガゴイと日本のニシキゴイを交配して生まれた美しいヒレナガニシキゴイが、長いヒレを舞うようにして優雅に泳ぐ姿が見られます。
二の丸庭園の池を泳ぐヒレナガニシキゴイ(2023年6月20日撮影)
二の丸休憩所前の一角には秋の七草を集めたコーナーがあり、かわいらしい風情を見せてくれます。
解説版には山上憶良の和歌が紹介されています。
6月には、池のほとりの花菖蒲が、それは見事な花を咲かせます。
明治神宮の菖蒲園から株分けされた84品種の大きな花々を見ようと、たくさんの人たちが訪れます。毎年5月下旬から6月上旬が見頃です。
二の丸庭園の花菖蒲(2023年6月20日撮影)
































