
ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【秋田編 第3回】
たんぽ小町ちゃん復活! 「パラレルワールド! お米のない世界!?」みどりネコ (4/4) 1ページ目に戻る
2026.04.19
作家:みどりネコ
「さあ、みんな手つだって! おいしいきりたんぽ鍋を作るわよ!」
たんぽ小町ちゃんが炊飯器を開けると、ふわんと湯気がたちのぼります。
「うわー、いいにおいだワン!」
湯気の中からツヤツヤの白いごはんがあらわれました。
「ちょっと、食べてみたいワン。」
「いいわよ、はいどうぞ。」
たんぽ小町ちゃんが、二人にごはんをよそってくれました。
「ふーふー、あつ、熱いッチ!!」
「うーん! 最高においしいワン!」
もちもちのごはんは、かむほどに甘みがどんどんましてきます。
「やっぱり、秋田のお米はうめッチ~!」
「そうよ~。だって、あきたこまちだもの。」
はちくんとんだッチは、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
それから三人は、「すりこぎ」でごはんをつぶしました。軽くつぶしたごはんを木の棒に巻きつけ、まな板の上で転がして形をととのえたら、炭火で焼きます。ほんのり焼き目のついた、アツアツのきりたんぽからは、香ばしい香りがしています。
「うわー! いいにおいがするッチ。」
とり肉と野菜をしょうゆベースのスープで煮こんだら、焼いたきりたんぽを入れて、仕上げにセリを入れます。きりたんぽに、味がしみこんだらできあがりです。
「さあできたわよ、いただきましょう!」
大きなお鍋いっぱいのきりたんぽ鍋をおわんによそって、みんなでふうふう言いながらいただきます。ダシのしみたきりたんぽは、ほっぺたが落ちそうなくらいおいしくて、んだッチも、はちくんもはしが止まりません。
「うーん、おいしい! おつゆも、きりたんぽも最高だワン!」
「セリとごぼうのいい香りがして、うめッチー。」
よーし、もっともっとたくさん食べて、秋田のお米を守るぞ――!
はちくんは、おわんを高く持ち上げて言いました。
「おかわり!」
秋田にとって、お米はなくてはならないものなんだね! 【山形県編】は〇月〇日更新!
もっとくわしく! 秋田コラム
竿燈まつり
秋田竿燈(かんとう)まつりは、秋田県の伝統的なお祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されているよ。差し手(さして)と呼ばれる人たちが、稲穂に見立てた長さ12メートル以上もある大きな竿燈を、「ドッコイショー、ドッコイショー」という掛け声とともに、手のひら・肩・腰などにのせる見事な技を披露するんだ。夜には、光の稲穂が夏の夜空を彩ってとってもきれいなんだよ。



































みどりネコ
秋田県生まれ、宮城県在住。2021年、第一回みちのく童話賞で大賞受賞。児童文芸サークル「みちのわ」所属。みちのく童話会、日本児童文芸家協会会員。 作品に「まほうの天ぷら」(『まほうの天ぷら』/国土社 に収録)、「Tのかまくら」、「黒い石」など(『東北6つの物語』シリーズ/国土社 に収録)。
秋田県生まれ、宮城県在住。2021年、第一回みちのく童話賞で大賞受賞。児童文芸サークル「みちのわ」所属。みちのく童話会、日本児童文芸家協会会員。 作品に「まほうの天ぷら」(『まほうの天ぷら』/国土社 に収録)、「Tのかまくら」、「黒い石」など(『東北6つの物語』シリーズ/国土社 に収録)。