ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【秋田編 第3回】

たんぽ小町ちゃん復活! 「パラレルワールド! お米のない世界!?」みどりネコ (3/4) 1ページ目に戻る

作家:みどりネコ

5、お米のある世界・お米のある未来

二人が元の世界にもどると、たんぽ小町ちゃんが待っていました。

「ちょっとー、わたしだけ置いていかないでよ~。」

たんぽ小町ちゃんはほっぺたをぷぅっとふくらませました。

「んだッチが、パラレルステッキの使い方をまちがえたんだワン。」

「ごめん! 本当にごめんだッチ!」

んだッチは、顔の前で手を合わせてペコペコとあやまりました。

「もう、んだッチったら!」

んだッチの姿を見て、たんぽ小町ちゃんの顔がほころびます。はちくんとんだッチは、お米のない世界で見てきたことを話しました。おせんべいやお餅がなかったこと、秋田県が秋山県になっていたこと、「ごはん」という言葉がなかったこと、竿燈まつりが消えたこと……。たんぽ小町ちゃんは、まじめな顔で聞いていました。

「もし、お米がなくなったら、わたしもいなくなっちゃうわね……。」

「そんなのはいやだッチ!」

「たんぽ小町ちゃんも、おせんべいも竿燈まつりもごはんも、全部守りたいワン!」

三人は、どうしたら秋田のお米を未来につなげることができるか、考えました。大人でも、子どもでも、ご当地キャラでもできること、それはたったひとつ。

「秋田のお米をいっぱい食べることだワン!」

地元の農家さんが作ったお米がたくさん売れたら、農家さんはもっともっとお米が作れるようになるはずです。

「よし、そうと決まれば買い物だッチ!」

三人がお米コーナーに行くと、棚にはたくさんのお米がならんでいます。

「さっきは空っぽだったのに、どうしてあるんだワン?」

お米を運んできた店員さんは、ニコニコと微笑んでいます。

「今年のお米はできがよかったでしょう。おいしいから飛ぶように売れちゃって、すぐ棚が空っぽになっちゃうのよね。」

「またお米不足なのかと思っちゃったわ。」

たんぽ小町ちゃんは、買ったお米をうれしそうに見つめました。

さて、お米が手に入ったところで……。
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