
ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【秋田編 第3回】
たんぽ小町ちゃん復活! 「パラレルワールド! お米のない世界!?」みどりネコ (3/4) 1ページ目に戻る
2026.04.19
作家:みどりネコ
5、お米のある世界・お米のある未来
二人が元の世界にもどると、たんぽ小町ちゃんが待っていました。
「ちょっとー、わたしだけ置いていかないでよ~。」
たんぽ小町ちゃんはほっぺたをぷぅっとふくらませました。
「んだッチが、パラレルステッキの使い方をまちがえたんだワン。」
「ごめん! 本当にごめんだッチ!」
んだッチは、顔の前で手を合わせてペコペコとあやまりました。
「もう、んだッチったら!」
んだッチの姿を見て、たんぽ小町ちゃんの顔がほころびます。はちくんとんだッチは、お米のない世界で見てきたことを話しました。おせんべいやお餅がなかったこと、秋田県が秋山県になっていたこと、「ごはん」という言葉がなかったこと、竿燈まつりが消えたこと……。たんぽ小町ちゃんは、まじめな顔で聞いていました。
「もし、お米がなくなったら、わたしもいなくなっちゃうわね……。」
「そんなのはいやだッチ!」
「たんぽ小町ちゃんも、おせんべいも竿燈まつりもごはんも、全部守りたいワン!」
三人は、どうしたら秋田のお米を未来につなげることができるか、考えました。大人でも、子どもでも、ご当地キャラでもできること、それはたったひとつ。
「秋田のお米をいっぱい食べることだワン!」
地元の農家さんが作ったお米がたくさん売れたら、農家さんはもっともっとお米が作れるようになるはずです。
「よし、そうと決まれば買い物だッチ!」
三人がお米コーナーに行くと、棚にはたくさんのお米がならんでいます。
「さっきは空っぽだったのに、どうしてあるんだワン?」
お米を運んできた店員さんは、ニコニコと微笑んでいます。
「今年のお米はできがよかったでしょう。おいしいから飛ぶように売れちゃって、すぐ棚が空っぽになっちゃうのよね。」
「またお米不足なのかと思っちゃったわ。」
たんぽ小町ちゃんは、買ったお米をうれしそうに見つめました。


































