ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【秋田編 第3回】

たんぽ小町ちゃん復活! 「パラレルワールド! お米のない世界!?」みどりネコ (4/4) 1ページ目に戻る

作家:みどりネコ

「さあ、みんな手つだって! おいしいきりたんぽ鍋を作るわよ!」

たんぽ小町ちゃんが炊飯器を開けると、ふわんと湯気がたちのぼります。

「うわー、いいにおいだワン!」

湯気の中からツヤツヤの白いごはんがあらわれました。

「ちょっと、食べてみたいワン。」

「いいわよ、はいどうぞ。」

たんぽ小町ちゃんが、二人にごはんをよそってくれました。

「ふーふー、あつ、熱いッチ!!」

「うーん! 最高においしいワン!」

もちもちのごはんは、かむほどに甘みがどんどんましてきます。

「やっぱり、秋田のお米はうめッチ~!」

「そうよ~。だって、あきたこまちだもの。」

はちくんとんだッチは、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

それから三人は、「すりこぎ」でごはんをつぶしました。軽くつぶしたごはんを木の棒に巻きつけ、まな板の上で転がして形をととのえたら、炭火で焼きます。ほんのり焼き目のついた、アツアツのきりたんぽからは、香ばしい香りがしています。

「うわー! いいにおいがするッチ。」

とり肉と野菜をしょうゆベースのスープで煮こんだら、焼いたきりたんぽを入れて、仕上げにセリを入れます。きりたんぽに、味がしみこんだらできあがりです。

「さあできたわよ、いただきましょう!」

きりたんぽ鍋は、きりたんぽととり肉、ゴボウ、マイタケ、セリなどを一緒に煮込んだ秋田の郷土料理。
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大きなお鍋いっぱいのきりたんぽ鍋をおわんによそって、みんなでふうふう言いながらいただきます。ダシのしみたきりたんぽは、ほっぺたが落ちそうなくらいおいしくて、んだッチも、はちくんもはしが止まりません。

「うーん、おいしい! おつゆも、きりたんぽも最高だワン!」

「セリとごぼうのいい香りがして、うめッチー。」

よーし、もっともっとたくさん食べて、秋田のお米を守るぞ――! 

はちくんは、おわんを高く持ち上げて言いました。

「おかわり!」  

秋田にとって、お米はなくてはならないものなんだね! 【山形県編】は〇月〇日更新!

もっとくわしく! 秋田コラム

竿燈まつり

秋田竿燈(かんとう)まつりは、秋田県の伝統的なお祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されているよ。差し手(さして)と呼ばれる人たちが、稲穂に見立てた長さ12メートル以上もある大きな竿燈を、「ドッコイショー、ドッコイショー」という掛け声とともに、手のひら・肩・腰などにのせる見事な技を披露するんだ。夜には、光の稲穂が夏の夜空を彩ってとってもきれいなんだよ。

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みどりネコ

みどりネコ

作家

秋田県生まれ、宮城県在住。2021年、第一回みちのく童話賞で大賞受賞。児童文芸サークル「みちのわ」所属。みちのく童話会、日本児童文芸家協会会員。 作品に「まほうの天ぷら」(『まほうの天ぷら』/国土社 に収録)、「Tのかまくら」、「黒い石」など(『東北6つの物語』シリーズ/国土社 に収録)。

秋田県生まれ、宮城県在住。2021年、第一回みちのく童話賞で大賞受賞。児童文芸サークル「みちのわ」所属。みちのく童話会、日本児童文芸家協会会員。 作品に「まほうの天ぷら」(『まほうの天ぷら』/国土社 に収録)、「Tのかまくら」、「黒い石」など(『東北6つの物語』シリーズ/国土社 に収録)。