答案用紙を見た瞬間、言葉を失いました。でもヒナタの前で、それを顔に出すことはできませんでした。
「お母さんはひとりじゃない」──村田さんのその一言で、私はようやく自分の気持ちに気づきます。胸の奥に押し込めていたのは、不安ではなく怒りでした。
勇気を出して気持ちを伝えてくれたヒナタを、今度は私が守らなければならない。そう心に決めたとき、村田さんが動いてくれました。
荒木先生と正面から向き合う日が、すぐそこまで来ていたのです。
【第11話】はこちら(近日公開)
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