【脳医学者・瀧靖之先生インタビュー】生きる能力・自己肯定感を高めるために大切なのは「リズム感」! リズム感が広げる子どもの可能性とは

脳科学の第一人者に聞く、子どもの発達におけるリズム感の重要性

海外キャラクター編集チーム

音楽にあわせて体を動かしたり、楽器を鳴らしたりして楽しむ「リズム遊び」。リズム遊びによって養われるリズム感が、じつは音楽的な力を育むだけではないことをご存知でしょうか。リズム感が子どもの成長にどうかかわっているのか、脳科学の専門家である瀧靖之先生(以下、瀧先生)にうかがいました。

瀧 靖之(たき やすゆき)先生
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瀧先生は脳MRIの大規模データベースを用いた脳科学研究の第一人者で、東北大学の脳医学者。「講談社の動く図鑑MOVE はじめてのずかん」シリーズの総監修も務められています。

インタビューでは、音楽にとどまらず、さまざまな力や自己肯定感を高める「リズム感」の奥深さを脳科学の視点から教えていただきました。リズム遊びを取り入れる際のポイントも解説いただいたので、ぜひ参考にしてみてください。

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音楽・運動・勉強の根底にはリズムがある

リズムは音楽以外にも隠れている!

「音楽だけでなく、運動や勉強にもリズムがあると思います」と瀧先生。一見リズムと無縁に思える活動にも、リズムが隠れているのだそうです。

リズムと聞いて一般的にイメージしやすいのは音楽活動。リズム感があると、ピアノやドラムなどの楽器演奏が上達しやすいのは言うまでもありません。「幼少期から音楽に触れてリズムに親しめるリトミックも、子どもの発達に良いですね」

興味深いのは、音楽以外にもリズムが関係しているという点。運動や勉強の例を用いてお話しいただきました。

リズムが関係しているのは音楽だけではない?

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