香港ディズニーランド「アナと雪の女王」エリアを詳細レポ!絶対外せない見どころとは?

世界初の『アナと雪の女王』のテーマランド「ワールド・オブ・フローズン」の魅力をレポート!

香港ディズニーランドに、世界初の『アナと雪の女王』のテーマランド「ワールド・オブ・フローズン」が、2023年11月20日にオープンしました。実際に訪問し、あますところなく体験してきた筆者が、見どころと待ち時間を短くするコツなどをお伝えします。

すべての画像を見る(全9枚)

アレンデールの風景が美しい!

エリアに足を踏み入れると、一気にアレンデールの街の風景が広がります。「ワールド・オブ・フローズン」では、アナとエルサがハンス王子に挑んだ日を記念する「夏の雪の日」をお祝いしています。お祝いムードに包まれた街では、楽しい装飾もいっぱい。

ここはアナとハンスが出会った場所だなど、映画の世界を思い出しながら楽しめます。中でもアレンデール湾から見える、海越しのアレンデールのお城の景色は格別です。

エリア内では、アナやクリストフが散策していたり、アトモスフィアのエンターテイメントが繰り広げられていたり、お祭りムード。グリーティングの列に並ぶのではなく、散策しているキャラクターに会えるのも、アレンデールの街を訪れている気分に浸れます。

待ち時間を短くしたい人におすすめのオプションチケット

連日大人気の「ワールド・オブ・フローズン」。アトラクションの待ち時間も長くなりがちです。

「フローズン・エバー・アフター」と「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」の2アトラクションでは、「ディズニー・プレミアアクセス」が販売されており、各129香港ドル(約2350円)を追加で支払うことで、専用ルートから短い待ち時間でアトラクションに乗れます。

個人的におすすめのオプションチケットは、「アーリー・パーク・エントリー・パス」です。通常のパークチケットに199香港ドル(約3600円)プラスすると、1時間早くパークに入れます。アレンデールの街並みをゆったり散策したり、人の少ない状態で写真を撮れるのが魅力です。また、アトラクションの待ち時間も少ない状態なので、すぐにアトラクションに乗れます。「ディズニー・プレミアアクセス」ではショートカットされてしまう、Qライン(待機列)をじっくり楽しめるのも、エリアを余すところなく楽しみたい方には重要なポイントでしょう。

価格で比べると、「ディズニー・プレミアアクセス」を2アトラクションで購入するより、「アーリー・パーク・エントリー・パス」のほうが安いです。オプションチケットは公式サイトなどで購入できますが、日本語版のページではなく英語版や中国語版でしか見られない場合があるのでご注意ください。

アナ雪の物語と音楽を楽しむアトラクション「フローズン・エバー・アフター」

ゆっくり景色を楽しんだら、アトラクションへ。

「フローズン・エバー・アフター」は、ボートで『アナと雪の女王』の物語を巡っていく、水流ライド形式のアトラクションです。フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOTにある人気アトラクションが、香港ディズニーランドにもやってきました。

『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』にも出てきた時計台の下が「フローズン・エバー・アフター」のエントランスです。Qライン(待機列)では、クリストフのソリが置かれていたり、切り出した氷が保存されていたり、映画の世界を思わせる細かな要素がいっぱいです。

いよいよボートに乗り込んでアトラクションがスタートします。オラフやトロールなど『アナと雪の女王』のキャラクターが次々と登場し、「生まれてはじめて」などの名曲も楽しめます。最新技術で表情豊かに歌うアナやエルサのオーディオアニマトロニクスには驚きました。そして氷の城に向かうと、エルサは「レット・イット・ゴー」を披露。ちょっとしたスリルもある、ボートライドならではの演出もお楽しみに。途中で写真を撮られるので、気を抜かないでくださいね。

世界でここだけのコースター「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」

続いては、アレンデール湾から橋を渡って、アレンデールの森のエリアへ。

オーケンのお店が見えると、そこがもう一つのアトラクション「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」です。アレンデール湾からもよく見えていた、山を駆け巡るコースターのアトラクションで、世界でも『アナと雪の女王』のコースターは唯一ここにしかありません。

オーケンのお店に入ると、映画で見た雑多な商品や、オーケンの服も飾られています。さらに、サウナ室の窓からは、ときどきオーケンたちが顔を見せることも。Qライン(待機列)を進んでいくと、オーケンが「夏の雪の日」をお祝いするためにコースターを設計している様子も見えてきます。完成したコースターは、ソリを縦に並べたものでした。

ソリに乗り込んで出発すると、コースターを動かすためにお手伝いしている、オラフとスヴェンの姿も。かわいい姿を見ていると、あっという間に頂上につき、一気に山を駆け抜けます。アレンデール城など「ワールド・オブ・フローズン」の美しい景色を見ながら、勢いよく走るコースター。体験時間は長くなく、激しく揺れたり落ちたりすることもありません。身長制限も95cm以上とコースターとしては控えめで、子どもも楽しめるファミリーコースターです。

アナとエルサに会える「プレイハウス・イン・ザ・ウッズ」

アレンデールの森のさらに奥には、エルサが子どものころの隠れ家があり、現在「プレイハウス・イン・ザ・ウッズ」として公開されています。こちらは「スタンバイパス」を取得しないと入れないアトラクションです。「スタンバイパス」は開園30分後から発行が始まるので、忘れないように取得して、指定された時間にアトラクションを訪れます。

アナとエルサがライブキャラクターで登場し、オラフと一緒にゲストの前で展開されるショーのような体験です。座席などはなく、「スタンバイパス」で1回あたりの入場人数も制限されているので、アトラクション内では立ち見で自由に見られます。

『アナと雪の女王2』のコスチュームで登場したアナとエルサは、4つの精霊の物語を聞かせ、それぞれの魔法をライティングやプロジェクションマッピングを駆使してその間に見せてくれます。アナとエルサはステージを降りてゲストの目の前まで来てくれます。目の前でエルサの魔法を見て、エルサが暮らすアートハランの一端も体感できるアトラクションです。

アトラクション以外でもアナ雪2の世界を楽しめる!

「プレイハウス・イン・ザ・ウッズ」では、アナとエルサが『アナと雪の女王2』のコスチュームで登場しましたが、「ワールド・オブ・フローズン」では他にも『アナと雪の女王2』の世界まで楽しめます。

アレンデールの森の奥には小道があり、進んでいくとトロールの声が聞こえたり、火の精霊サラマンダーがいたりします。
エリア内のBGMにも『アナと雪の女王2』の曲が含まれていて、最新エリアであることに心躍ります。
他にも『アナと雪の女王/家族の思い出』の猫が隠れているなど、映画の隠しコンテンツもいっぱいです。

ショップやレストランもたっぷり満喫して

「ワールド・オブ・フローズン」にはショップやレストランもあります。

「フローズン・エバー・アフター」の出口にある「ティック・トック・トイズ&コレクタブルズ」は、エリア内最大のショップ。カチューシャやぬいぐるみ、お菓子やポストカードなど、身につけアイテムからお土産まで揃います。木製のマグネットやキーホルダーは、「ワールド・オブ・フローズン」の名所がデザインされており、アレンデールの民芸品のような文化も感じさせるお土産です。

「ノーザン・ディライツ」では、ソフトクリームなどのスイーツを買ってその場で食べたり、ゴディバなどのお菓子をお土産に買ったりできます。

レストラン「ゴールデン・クロッカス・イン」は、アナとエルサの肖像画も飾られ、王室専用ルームもあるという豪華なレストラン。ノルウェーの家庭料理にインスパイアされたセットメニューが食べられます。店内だけでなく、屋外にも屋根付きの座席エリアが用意されています。

アレンデールの夜景は絶対に見てほしい!

アレンデールの世界をたっぷり満喫した後は、香港ディズニーランドの他のアトラクションやショーへと遊びに行けますが、夜になると再び「ワールド・オブ・フローズン」を訪れるのがおすすめです。

辺りが暗くなり、ライトアップされたアレンデールの夜景が見られます。アナとエルサを記念した「フレンドシップ・ファウンテン」は音楽に合わせて光り輝き、温かな明かりに照らされた港町を彩っています。

そして、ライトアップされたアレンデール城は必見です。湾の水に反射したお城の景色にうっとり。奥には氷の城も輝き、『アナと雪の女王』の美しい世界に浸れます。

朝から夜まで楽しめる『アナと雪の女王』の世界。「ワールド・オブ・フローズン」はまさに世界でここだけの体験ができるエリアでした。

※体験内容やチケット価格・日本円レートは2023年12月現在のものです。予告なく変更になる場合があります。


取材・文/林田周也

『アナと雪の女王』についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをチェック! 映画公開10周年を記念して、2024年8月8日に発売します。「アナと雪の女王 Fan Book」
この記事の画像をもっと見る(全9枚)