無資格アラフォーママの「スキマバイト」挑戦記 15年ぶりホール業務・宅配便の荷物仕分け… やってみてわかった“仕事ができる人“とは?

コクリコサポートエディターズ:紫木 かなえ

写真:graphica/イメージマート
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5歳男子を育てるエニママのライター紫木かなえ(しきかなえ)です。

今回はスキマバイトに挑戦したアラフォーの私が、この年齢だからこそ感じ、学びとなったことをシェアさせていただきます。

コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。

CMやニュースの特集で存在は知っていたスキマバイト。いつか挑戦してみたいと気になっていました。

そんな私に、スキマどころか12日間という特別休暇が到来。夫と息子だけで帰省することになり、急にスキマだらけになってしまったのです! 今がチャンスとばかりに、意を決してスキマバイトに挑戦してみることにしました。

スキマバイトの実態

スキマバイトとは、履歴書の提出や面接も不要で、都合のいい隙間時間にできる単発のアルバイトです。

アプリでマイナンバーカードなどの写真を送付し、本人確認をするだけで登録することができます。

今回私はタイミーとメルカリハロを利用しました。


▶タイミー
https://timee.co.jp/

▶メルカリハロ
https://hallo.mercari.com/

アラフォーママがスキマバイトに挑戦してみたかった理由

厚生労働省が定めた職業分類によると、世の中にはじつに1万8000種類以上の職業があるそうです。自分が知っている仕事は本当にごく一部なのだ、と実感する数字です。

先日、息子がキッザニアでさまざまな職業に挑戦している勇姿を見て、私も知らない世界をもっと知ってみたいと刺激されました。また、子どもに仕事のことを質問されたときに、少しでも答えられるようにしておきたいとも思いました。これが、私がスキマバイトに挑戦してみたいと考えたひとつめの理由です。


『「キッザニア東京」全力満喫ママの「緻密すぎる攻略法」 4歳児と10ヵ所を制覇 キモは徹底した準備と下調べ』

加えて、久々の自由時間に気持ちが落ち着かず、「無心で働きたい!」と感じたことにも後押しされました(せっかくのひとりの時間。旅行に行ったり、観たかった映画を観たりと、したいことはたくさんあったはずなのですが……)。

履歴書・面接なしで働ける一方で、意外と少ない未経験歓迎

スキマバイトは、応募自体はすぐにできるものの、私が応募できる求人は意外と少なかったです。時期や地域にもよると思いますが、保育士資格や美容師資格など資格が必要な求人が半分以上という印象でした。

また、コンビニやファーストフード店の場合も、“セブンイレブンで1年以上勤務したことがある人限定”や、“2021年以降にケンタッキー・フライド・チキン勤務経験者限定”などといった条件のある募集が多い印象も持ちました。

ほかにも、“20代限定”や、“20kg以上の荷物を運び続けるため男性歓迎”など、無資格のアラフォー主婦の選択肢はとても少ないのが実情のようです。

あっけないほどすぐに採用

トレンチに乗せていただいた「まかない」がとても美味しくプライスレス。

そんな中で見つけたのが、繁華街にあるコース料理を提供する天ぷら屋でのホールのバイト。18~22時の4時間、時給1,250円+交通費500円(合計5,500円)という条件です。まかないつき、というところにも惹かれました。

勤務2日前の夜にこの求人を発見し、そのまま応募するボタンを押して応募完了。とくに勤務先とのやりとりはなく、受付自動メッセージで送られてくる当日の持ちものや集合時間、注意事項を確認したら、確認ボタンを押して当日まで待ちます。

15年ぶりの飲食バイトで学んだこと

アラフォーにして見えた「新しい世界」とは

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