音読イヤイヤ期はこうして始まった
3歳年の離れた兄がおり、長男が教科書を読む姿を見てはマネをするほど、音読に憧れを持っていた次男。入学当初はうれしそうに音読を聞かせてくれていました。
しかし宿題が日常的になってくると、同じ物語を何度も読むのに飽き、文章が長く難しくなるにつれて音読を面倒くさがるようになりました。計算ドリルや漢字の宿題もあるなか、音読はどんどん後回しにされていったのです。
ついには、私の「音読の宿題やった?」という声かけを華麗にスルーして遊びはじめる始末。1年生の3学期に音読カードを1週間以上提出していないことに気がつき、「このままではマズい」と対策を練ることにしました。
音読イヤイヤ期に効果的だった5つの対策
いろいろと試した甲斐あって、次男は自ら音読の宿題をこなせるようになりました。ここからは、効果的だったと感じた「音読イヤイヤ期」対策をご紹介します。
1.「いつ・どこで」は子どもに決めてもらう
音読への意欲が低下していたころ、私は次男が学校から帰るとすぐに宿題をするよう声かけをしていました。しかし、なかなか宿題をはじめない次男。「もしかして学校でがんばっている6歳児に私のペースで宿題を押しつけてしまっているのでは」と自問自答するようになりました。
それなら次男に決めてもらおうと、まずは音読の宿題をしたいかどうかを確認しました。根が真面目な彼の答えは「したい!」でした(正直、ホッとしました……)。「じゃ、いつやりたい?」と聞くと「うーん……朝!」と意外な答えが。朝は子どもも私も身支度で慌ただしく、ハードルの高い時間帯です。
そこで、「登校前に玄関で音読をする」ことにしました。玄関でのお見送りタイムがお気に入りの時間だった次男にはぴったりでした。「学校出発前に玄関で音読をすればママと過ごす時間が増える」という理由で音読をルーティン化することができたのです。
出発時間までに音読が間に合わない日もありましたが、翌日は身支度を早く済ませるなど、自分ごととして取り組む姿勢もできていきました。「その日のうちにやらない子」ではなく「朝の玄関が彼の音読スポット」と親の意識を変えたところ、無駄にイライラせず、とても楽になりました。
2.「すごく上手!」と動画や音声をとる
音読が習慣化できてきたものの、同じお話ばかり読んでいると「面倒くさい」が出てくるときがあります。そんなときは「読むたびに上手になってるね。今日は録音してみよう!」と伝えると効果的でした。実のところ、一緒に聞いて振り返ることを口実に、私自身の思い出として記録したいという気持ちもありました。
実際にやってみると、恥ずかしがりながらもいつもより真面目に読んでくれることがわかりました。「次は主人公になった気持ちで読んでみて」とリクエストして読んでくれた『スイミー』や『ふきのとう』は本当にかわいらしく、貴重な音源として記録されています。
ビデオ録画を恥ずかしがるときは、画面を伏せて声だけ録音させてもらうなど、あくまでお願いベースで許可をとって実行するのがおすすめです。
3.1行ずつ交代で読む「協力読み」
習いごとがある日や疲れていて「音読は無理かも」というときの、とっておきの方法もご紹介します。それは、親子で1行ずつ(次の句点まで)交代で読むことです。「毎日がんばってるもんね」と共感しながら半分こすると、思った以上にスムーズに音読の宿題が終わります。
家事の手を止めて一緒に音読するのは少し面倒に感じるかもしれませんが、大人のスムーズな音読や読点のリズムを聞くことは、音読の上達につながるメリットも感じました。やる気が出ない日もこの方法なら「短い文章が自分に当たってラッキー!」と気分があがっていたりするから不思議なものです。
4.教科書の代わりに「好きな絵本」を読む
これは、戦争などの悲しいお話を「今日はどうしても読みたくない」と言われた場合に活用した方法です。最近は、国語の教科書を学校に忘れてきてしまった日も、この方法で音読しました。
長い絵本は「好きな場面だけ」や「何ページまで」と範囲を決めると無理なく読めます。このときも子どもに決めてもらうのがポイントです。
音読カードの提出が必要な場合は、どのように記入するか子どもと相談してみてください(わが家は正直に読んだ絵本の題名を記載しています)。これまで親が読みきかせていた絵本を子どもが声に出して読んでくれる姿は意外と新鮮ですよ。
5.主人公や先生になりきる「ごっこ読み」
物語の音読は、先述のとおり、主人公をイメージした声で読んでもらうのがおすすめです。また、読み飛ばしがちな説明文の音読は、学校の先生のまねをしたり、ハマっているYouTuberの実況モノマネをして読んでもらったりすると楽しめます。
アニメキャラクターになりきって、語尾が「ゾ!」になってしまうこともありましたが、それも今ではいい思い出です。
音読の習慣化は「子ども主体」と「親のサポート」が鍵
以前は、「学校から帰ったらまず宿題をさせるべき」という話を聞いて親のペースで進め、うまくいかない状況を繰り返していました。試行錯誤するなかで「やり方は子ども主体で決める」「親はサポートに回る」を徹底したことで、子どもが自走できるきっかけになったと感じています。
また、正しく読むよりも、楽しく読むことがイヤイヤ期対策には大切です。音読は小学校生活のなかで長期間、毎日続くものです。だからこそ、親自身が音読へのハードルを少し下げて一緒に楽しむ方法を考えると、きっと親子ともに楽しく音読に向き合えるはずです。
※記事内写真は撮影:松永祐子
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松永 祐子
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 兵庫県神戸市在住。2013年、2016年生まれの3歳差兄弟を育てる母。夫の転勤に同行し九州と中国地方への転居を経て現在に至る。秘書や大学事務などを経験し、現在はリモートワークでライター・オンライン秘書として活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP
AnyMaMa(エニママ)ライター兼コクリコ・サポート・エディター 兵庫県神戸市在住。2013年、2016年生まれの3歳差兄弟を育てる母。夫の転勤に同行し九州と中国地方への転居を経て現在に至る。秘書や大学事務などを経験し、現在はリモートワークでライター・オンライン秘書として活動中。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP