小学生の半数が「親の仕事は大変そう」 ママの働く姿を子どもはこう見ていた!

半数の小学生が「大変そう」と回答 子どもに与える影響は?

コクリコラボ

働いている自分の姿が子どもの目にどう映っているのか、気になったことはありませんか?

出勤前にバタバタしている時、急ぎの仕事のために子どもを待たせている時、忙しくてついピリピリしてしまう時……そんな自分の「働く姿」を子どもがネガティブにとらえていたらどうしよう? と不安に思ったことがあるパパ・ママは多いのではないでしょうか。

今回のコクリコラボでは、「働くこと×子育て」をテーマに、ママ達を対象にアンケート・座談会を実施。またママ達の協力のもと、43人の小学生に「親の仕事についてどう思う?」という質問に回答してもらいました。

「小学生に聞いてみた!おうちの人の働いている姿ってどう思う?」アンケート
「ママが仕事をすることに関する」アンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年10月29日〜11月4日
インターネット上で実施。有効回答数は83件、小学生対象の回答は有効回答数は43件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

ママ自身は、自分の仕事についてどう感じてる?

「ママが仕事をすることに関する」アンケートより

まずはママ自身に、自分の仕事についての認識を聞いてみました。
「仕事は大変」と回答したのは、全体の14.3%で一番少数派という結果に。その倍にあたる28.6%のママが、「仕事は楽しい」という前向きな回答を寄せてくれました。そして、「その時による」と回答してくれたママが57.1%と多数派になっています。

「大変そう」が半数 子どもから見た「親の仕事についてどう思う?」

「小学生に聞いてみた!おうちの人の働いている姿ってどう思う?」アンケートより

では、そんなママの姿を子どもたちはどう感じているのでしょうか?
子どもたちに「パパ・ママの仕事は楽しそう? 大変そう?」という質問を投げかけてみたところ、50.0%の子どもたちが「大変そう」と回答。「楽しそう」と答えた子は全体のは11.9%にとどまりました。また、ママからの回答で多数派だった「その時による」は26.2%でした。

・やっている様子が楽しそうだから。
・いつもがんばってくれているから


こちらは、「楽しそう」と回答した子どもたちからのコメント。「がんばっている」というコメントからは、ママが仕事に向き合う姿をポジティブに捉えていることが伝わってきます。

「その時による」と答えた子どもたちの回答は次のようなもの。

・楽しそうに笑っていることもあればイライラしている姿も見ることもあるから
・忙しそうな時と楽そうな時があるから

・楽しそうな記事を書いているときもあるけれど、たくさん締切があると大変そう。

パパ・ママの様子を日々ちゃんと見てくれているからこそ、「楽しそう」とも「大変そう」とも言い切れないんだな……ということが、内容からよく伝わってきますね。

「大変そう」と回答してくれた子どもたちから挙がった理由は、

・パソコンの画面をちらっと見たときに難しそうだったから
・夜遅くまでお仕事している日もあるから。
・いつも忙しそうだから


など、「難しそうだから」「忙しそうだから」の2つに大別されるという結果に。

親と同じ働き方で働いてみたい?

最後は、「将来、パパ・ママと同じ働き方で働きたい?」という質問です。
全体の40.5%(※1)が「同じ働き方をしてみたい/すこし同じ働き方をしてみたい」と答えたのに対し、16.6%(※2)が「あまり/ぜんぜん同じ働き方はしたくない」と回答。「どちらともいえない」はここでも多数派となり、全体の42.9%を占めました。

「同じ働き方をしてみたい/すこし同じ働き方をしてみたい」と答えた子ども達からは、

・楽しそうだから
・かっこいいから。


というような、親の仕事への好奇心や憧れを表すような回答が多く寄せられました。
また、

・家でパソコンで、ゆっくり働きたいから
・電車でお仕事のところへ行くのもやってみたいから。


など、親の働き方を実際に自分もしてみたい!というコメントも見られました。

「あまり/ぜんぜん同じ働き方はしたくない」という回答には、ドキッとした方もいらっしゃるかもしれませんが、

・なりたい職業があるから
・自分で会社を経営して外で働きたいと思っているから
・どうぶつのお医者さんになりたいのでちがう


といった前向きな理由を挙げた子が回答数の85%を占めるという結果に。

さらに、前章で「親の仕事は大変そう」と回答した子どもたちのうち、「あまり/ぜんぜん同じ働き方はしたくない」を選択したのはわずか9.5%。
61.9%の子が、「同じ働き方をしてみたい/すこし同じ働き方をしてみたい」と答えていました。

※1「同じ働き方をしてみたい」14.3%、「すこし同じ働き方をしてみたい」26.2%
※2「ぜんぜん同じ働き方はしたくない」9.5%、「同じ働き方はしたくない」7.1%

子どもは未来に希望を感じている!

今回の調査から、子どもが持つ親の仕事に対するイメージと、子ども自身の将来への展望にはあまり関係がなさそうだ……ということがわかりました。

子どもたちは、親の仕事が大変そうかどうかに関わらず、自分の将来をまっすぐに見据えており、未来に希望を感じているようです。「親が忙しく働くことで、子どもが働くことにネガティブなイメージを持ってしまうのでは……」と心配する必要はなさそうですね。

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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