【不登校】新学期・夏休み明けに子どもの心を救う 親の4つの「言葉」〔子どものストレスの専門家〕が解説

子どものストレスマネジメント・前編

生活習慣の乱れによる不調

夏休みなどの長期休暇中は夜更かしやゲーム時間が増え、生活時間は不規則になりがち。睡眠不足や食欲不振、疲れやすさなど身体的な不調につながる恐れもあります。

しかも、休みの期間が長いほど、生活リズムの立て直しは難しくなります。

思春期特有の精神的・身体的変化や心の揺れ

小学校高学年から中学校、高校にかけては、成長期特有のさまざまな身体的変化に、悩みや不安を感じがちな時期。

また、大人よりも物事を深刻に受け止め、「夏休みが終わったら、また一からやり直しだ」と悲観的に考える子どももいることでしょう。

小関先生

「楽しいことよりもネガティブなことに目が向きがちなのは誰しもありうることです。ストレスを乗り越えたという経験を、少しずつ積み重ねられるとよいのでは」

人間関係・学校での要因

「私、学校イヤだなあ」「私も」──そんな友人とのやり取りやSNSでネガティブな感情を共有し合い、憂鬱な気持ちが大きくなるケースもあります。

加えて、夏休み前の友人トラブルや勉強への不安、部活動の悩みなどが未解決のまま残っている場合も、学校に向かう足取りは重くなりがちです。

我が子の小さなSOSに気づくには

思春期に入ると、子どもの気持ちは読み取りづらくなるもの。親は「言葉以外の変化」に注目しながら、子どもが出すサインを見極める必要があります。

こんな様子があったら気に留めて

身体的な変化として、小関先生は以下を挙げます。「眠れない・食べられない」ことに加え、「寝すぎる・食べすぎる」もSOSのサインのひとつ。

単に、「よく寝て・よく食べている」のではなく、いつもと違う様子なら注意が必要です。

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《身体的なSOSサインの一例》

・眠れない/寝すぎてしまう

・食べられない/食べすぎてしまう

・頭痛や腹痛など、身体の痛みとして現れることも

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心のSOSも、落ち込みや泣くことだけにとどまりません。

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《心理的なSOSサインの一例》

・落ち込み、しくしく泣く、無気力

・怒りっぽい/激しく怒りを表す

・「寝なくても元気」など、不自然な高揚感が現れることも


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SOSサインに気づくための方法

思春期の子どもは、親が「悩んでること、ない?」と聞いても「別に」「何も」という返事が多いかもしれません。「何かあったら言ってね」と伝えつつ、さりげなく気を配ることが大切です。

とはいえ、夏休みの間じゅう様子を注視するのも、親子共に疲れるもの。

小関先生は、ときどき「どう? 夏休み楽しい?」と軽く聞きつつ、「いつもと違うことはないか」という視点で見守ることを勧めます。

小関先生

「『おやすみ』と自室に入る時間と実際に就寝している時間が大きく異なるなど、見えにくい様子にも注意しましょう。また、口の重い子どもの場合は、他の親とのネットワークが役立つ場合も。子どもが親に直接言えない悩みが、別のルートから入ってくることがあります」

もし、子どもが何らかの形でSOSサインを出していると感じたら、親はどう接すれば良いのでしょうか。

子どもを救う「4つの言葉」とNGワード
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