【過去最多】不登校34万人時代…「TikTok」主催の「不登校生動画甲子園 2025」 目玉は「個別講習・相談会」

▲昨年度「不登校生動画甲子園 2024」授賞式の様子
▲昨年度「不登校生動画甲子園 2024」授賞式の様子
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不登校生「動画」で思いを発信

不登校の児童は34万人を超え過去最多。学校へ行けない子どもたちの数は、11年連続で増加しています。(文科省調査)

年々増える不登校の子どもたちへ、社会はどう関わっていくべきか。また、子どもたち自身も、社会とどう関わっていくのかが大きな課題です。

そんな中、若者世代を中心に人気のショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が、不登校生を支援する取り組みを始めています。

TikTokと不登校生動画甲子園事務局が主催する「不登校生動画甲子園 2025」では、不登校を経験した10代の子どもたちを対象に、ショート動画を募集。自らの思いや表現を自由に発信するための場となる、不登校当事者のための全国大会です。

昨年度の「不登校生動画甲子園 2024」では、「学校に行きたくない君へ」をテーマに動画を募集し、全国から多数の作品が寄せられました。また、中川翔子さんら著名人が審査委員をつとめ、東京都現代美術館で授賞式を開催し話題となりました。

動画づくりを通して「自分の価値」に気づいて

今年2025年の募集テーマは「不登校で見つけたこと」。

動画甲子園の発起人で運営もつとめる、不登校ジャーナリストの石井しこうさんは、こう語ります。

「動画づくりを通じて、『自分に価値がある』と気づいてもらえたら幸いです。その第一歩を、全力で応援します」

作品募集に際し、特別プログラムも実施。個別に審査委員が動画制作の相談に乗ってくれる、というものです。

「今年の一つの目玉は『個別講習・相談会』です。大会にただ動画を投稿するだけではなく、自身のアイディアや実際の動画を審査委員が個別に相談に乗り、アドバイスやフィードバックをする講習会です」

「『動画にするには不安がある』『思いはあるけど伝える方法がわからない』、そんな思いを抱える10代にこそ、この会を活かしてほしいと考えています」(石井さん)


今年はどんな作品があつまるのか、期待が高まります。

不登校生動画甲子園 2025

■タイトル
「不登校生動画甲子園 2025」

■主催
TikTok|不登校生動画甲子園事務局

■運営
株式会社ハッチ (Do it Theater)

■動画募集期間
2025年6月20日(金)~7月31日(木)

■投稿動画テーマ
「不登校で見つけたこと」

■応募資格
これまでに不登校を1日でも経験した13歳以上20歳未満の個人またはグループ
※TikTokは13歳未満の方はご利用いただけないため、13歳以上を対象としています。

■指定楽曲(計4曲)
「I am I」 Toua
「赤点だらけの毎日でも」 遠坂めぐ
「2人だけの幸せ」 Mickey
「纏」 TENSONG

■表彰式日時
2025年8月24日(日)13:00 開始予定

■表彰式会場
横浜市開港記念会館 (神奈川県横浜市中区本町1丁目6番地)

〔募集・参加方法の詳細〕
「不登校生動画甲子園 2025」特設ページ

〔個別相談・講習会の詳細〕
https://forms.gle/dJ2RWde6eVfhd18y9

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